母と二人三脚の日々…「一緒に泣いてくれました」

愛媛から千葉へ引っ越した翌年、山﨑さんは11歳のときにアニーの役に合格しました。


山﨑:
最終の“アニー役に選ばれました”っていうときに(保護者も)後ろで見られるんです。
私の番号が呼ばれた時に(母の)「はぁ!!」という声が後ろから聞こえて。
母の声が大きすぎて、みんな振り返っていて(笑)

私と一緒に泣いてくれました。
母に歌を教えてもらっていたんですよ、『アニー』のオーディション受かるために。
一緒に練習とかも付き合ってくれたので、二人三脚でやっていた分、(母の)泣いている姿を見て私も嬉しかったですね。

そして2020年、中学2年生となった山﨑さんは「ホリプロタレントスカウトキャラバン」に挑戦します。

山﨑:
目標の俳優さんが高畑充希さんで、高畑充希さんもホリプロ所属ですし、ホリプロタレントスカウトキャラバンのその時のテーマが『ミュージカル次世代スターを探せ』ということもあって、「ミュージカルもやりたいし、憧れの高畑充希さんがいるホリプロだ!一石二鳥だ!」と思って、すぐ応募しました。

山﨑さんは見事グランプリを獲得し、応募総数1万9115人の頂点に。
その歌声は、審査員を務めた名だたる演出家も絶賛でした。

周囲の反対を押し切って愛媛から千葉へ移住し、3年目で芸能界デビューをつかんだのです。