結んでいた髪を解いて本気モードへ

写真:青木カズロー

渋谷さんは「俺たちSUPER BEAVER…ではなく、俺たち“で”SUPER BEAVERだってとこ見せてやろうぜ!よろしく!」と観客を1人も置いていかないと誓うと、トレードマークの長い髪を解(ほど)いて本気モードへ突入です。

そんな中始まった3曲目は『切望』

イントロが始まると観客の「オイ!オイ!オイ!オイ!というコールが響き渡り、さらに会場のボルテージさらに上がります。

歌詞にある“気持ちの往来”というフレーズの通り、音楽で観客と気持ちのやりとりを続けるSUPER BEAVER。ステージを右に左に大きく使い超満員の会場を盛り上げます。

「俺らはあなたと音楽できてることが心の底から楽しいんで“おい、もういいだろ”ってくらい煽りますけども、体大丈夫ですか?横の人も見てあげてね。具合悪そうな人いたら助けてあげて」と思いやりの心を伝播させていく渋谷さん。

写真:青木カズロー

そして続く4曲目は2018年にフジテレビ系で放送されたドラマ『僕らは奇跡でできている』の主題歌『予感』

途中には汗を拭ったタオルを観客へ投げるファンサービスも見せ、さらに「予感のする方へ〜!」のコール&レスポンスでは会場がより一体となっていきます。

5曲目は映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 –決戦-』の主題歌『儚くない』
さっきまでの雰囲気とはガラリと変わり、「命」をテーマに作られた珠玉のバラードナンバーです。

優しくも強く胸に訴えかけてくる渋谷さんの歌声に観客も静かに耳を傾けます。

30周年迎えた『めざましテレビ』にもお祝いメッセージ

歌い終え水分補給タイムの渋谷さんは、ステージのビジョンに映し出された自分の背中が汗でほとんど濡れているのを見て「あとちょっとで全部汗だね」と笑いを誘いました。

そして放送開始30周年を迎えた『めざましテレビ』についても触れた渋谷さんは、「気持ちを持って、意志を持った上で30年続けるってマジで難しいことだと思います」として、続けて「こういう大事な時に俺はあなたと一緒にこの場所で音楽ができて、本当に本当に幸せです。改めておめでとうございます」とメッセージを発すると会場からは大きな拍手が。

写真:青木カズロー

そして「俺たちまだまだ20年目の新人でございますけども、この先も精進してあなたと1対1の音楽しっかりとやっていくつもりなのでこの先も何卒、よろしくね」と観客とともに音楽を作っていくことも誓い、「ありがとう」と感謝しました。