津野の心境は複雑だった。

津野は図書館に水季が来てから、ずっと側にいて、赤ん坊の時から海の世話をして、水季に好意も抱いていた。水季が病気を患ってからも、見舞いに行って励ましたり、最期まで寄り添っていたのだ。

また、現れた夏への戸惑いなどからも、葬式以降、南雲家に行って水季の祭壇に手を合わせることもしていなかった。

納骨の話を聞き、水季の骨箱を抱えて寂しそうな表情を見せる海。そんな姿を見た夏は実家に行って、弟・大和(木戸大聖)から実の母の分骨してもらった小さな骨壷を持っていることを教えてもらう。

そして、納骨の日、夏は朱音に頼んで水季の遺骨を少しもらい、ペンダントに入れて海に渡した。

その頃、弥生は夏の実家で夏の母・ゆき子(西田尚美)と話していた。

ゆき子は夏と海を見ていると水季に嫉妬するだろうと問う。弥生は羨ましいと答えた。

すると、ゆき子は自分には夏がいたから大丈夫だったと話す。そして、弥生には縋る人がいないから、この先ずっとつらくなると告げた。