=LOVE『絶対アイドル辞めないで』の作曲者として知られる、GENICの小池竜暉さん。グループ活動と並行してソングライターとしても活躍し、アイドルやVTuberに次々と楽曲を提供しています。Billboard JAPANの作曲家チャート「Hot 100 Composers」で上位にランクインするなど、今注目のヒットメーカーです。
そんな小池さんが9月30日、自ら手がけた提供曲を歌うセルフカバーアルバム『CIPHER(サイファー)』をリリースしました。さらに、日本最大級のサバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN 新世界』から誕生し、10月7日にデビューするKO1KEYZ(コイキーズ)のデビュー曲『KO1KEYZ』では作詞を担当しています。
めざましmediaでは、アルバムに込めた思いや制作の裏側、ソングライターとしての原点、そしてKO1KEYZのデビュー曲への思いについて聞きました。
小池竜暉「さらに洗練された場所に行けた」自分で歌ってみて気づいた楽曲の魅力
――なぜ今、セルフカバーアルバムを作ろうと思ったのでしょうか?
2023年から、外部への楽曲コンペに出し始め、ありがたいことに、これまでに30曲以上を提供させていただきました。提供楽曲を作家が自ら歌うことは、大石昌良(オーイシマサヨシ)さんや、僕らの先輩のDa-iCEの工藤大輝さんもされていますが、最近の日本ではあまりないことなのかなと。
様々な側面から、僕の作った音楽を捉えてほしいという思いもあって、このアルバムを出させていただきました。いろいろな楽しみ方をしてもらえたらうれしいです。
――収録曲はどういった基準で選びましたか?
どの楽曲も自分の中で思い入れがあるのですが、特に自分が歌うことで、オリジナルから180度ガラッと印象が変わるような楽曲や、逆に僕と親和性のある楽曲を選びました。
――アルバムの制作期間は、小池さんにとってどのような時間でしたか?
僕の軸は、もちろんGENICというグループでの活動なので、これまでその合間をぬってコンペに出していましたが、このアルバムを作ると決まったときから、コンペには
出さないと決めて、約3ヵ月間アルバム制作に集中しました。
全12曲を同時進行で進めたので本当に大変でしたが、改めて「音楽ってこんなに面白いんだ」と気づかされる時間でもありました。メロディと歌詞は同じなのに、キーを下げたり編曲を変えたりするだけで、こうも聴こえ方や捉え方が変わるのかと。楽しくて、本当に充実した時間でした。
――ソングライターの視点から、自分の歌い手としての魅力はどこにあると思いますか?
ありがたいことに、「声がいい」と言っていただけることが多く、高音と低音にも結構おいしいところがあるのかなと思っています。今回は低いレンジ(音域)を多く使っていて、逆にGENICのときより上のレンジはあまり使っていません。肩の力をひとつ抜いたというか、小池竜暉として、さらに洗練された場所に行けたアルバムになったと思います。
――自分で作って歌う、突き詰めようと思えばきりがない作業だと思いますが、とことん詰めていくタイプですか?
いい意味での“諦め”をつけるのが、結構上手になってきました。コンペは職業作家的な部分があるので、常に締め切りに追われています。なので、期限までに納得のいくものを仕上げることには慣れています(笑)。
――実際に歌ってみていかがですか?
自分が歌うことで、自分のものになる感覚がありました。メロディも自分が書いたものが多いので、親和性はすごく高いなと思います。その中でも、編曲で化けたのはLiella!さん(※)の『シェキラ☆☆☆』(作曲・編曲に参加)や、テンポを少し落とさせてもらったBUDDiiSさんの『BLUE SODA』(作曲に参加)。この2曲は原曲を知っている方ほど、ハッとするような仕上がりになっていると思います。歌っていてもすごく楽しかったです。
(※)『ラブライブ!スーパースター!!』発のスクールアイドルグループ
