『願い』にインスピレーションを与えた原作の魅力について語ってくれた佐久間みなみアナ。インタビュー後半では、曲制作やレコーディングで大変だったことを聞きました。作品の華麗な世界が融合したコラボ動画の感想を聞いてみると…。
レコーディングは苦難の連続!?「ひとりの歌い手としてどう見てもらえるのか」という不安と緊張、そしてワクワク感
――作詞・作曲・歌唱を手がけていますが、一番大変だったのはどの部分でしたか?
メロディやキャッチーなサビを作る部分も試行錯誤しましたが、一番苦労したのはやはり歌詞です。自分で歌うことを前提に書いているので、リズムに乗りづらいけれどこの言葉は使いたい、というときには、あらゆる引き出しを開けて別の言葉を探しました。
歌にも合ういい言葉が見つかったときの達成感はとても気持ちよかったですが、そこに至るまでは苦戦の連続でした。メロディに関しては、アレンジャーのKAYさんが中心になって、いろいろと肉付けやアドバイスをくださいました。
――レコーディングはスムーズに進みましたか?
全然スムーズではなかったです(笑)。もともとスローだった曲をテンポアップしているので、言葉が詰まって苦戦する部分もありました。歌うことに必死になってしまうと、感情が伝わらなくなってしまいがちなので、何度も確認してパートごとに細かく分けて録っていきました。ただ歌うだけではない難しさを改めて実感しました。
――YouTubeチャンネル(【公式】 フジテレビアナウンサーch.)では、カバー曲の弾き語りなども披露しています。人の曲と自分の曲では歌う際の違いはありますか?
人の歌にはお手本があるので、それに沿いながら、歌いやすいようにアレンジを加えることができます。ただ、自分の曲は好きに歌っていい分、「歌い方次第で伝わる世界観が変わってしまうのでは」と不安になりました。この歌い方で合っているのか、正解を探すのが難しかったです。でも、最終的には自分で決めるしかない部分なので、いいと思ったものを録っていきました。
――歌い方でこだわった点はありますか?
強弱のつけ方はかなりこだわりました。最初は全体を100%の気持ちで歌ってしまっていたのですが、Aメロ、Bメロと、サビの部分ではメリハリをつけたほうが聴く側も入りやすいと気づいて、最初の部分はかなり柔らかく歌うようにしました。柔らかく歌うことに慣れていなかったのですが、話すように歌ったほうが、かえって心に刺さると実感しました。こういった歌い方についても、たくさんの方々にアドバイスを頂いたおかげです。
イメージとしては、サビを100%とすると、1番は20%くらいから始めて50%まで持っていき、大サビでは120%まで持っていく、というふうに数値化しながら歌いました。
――ボイストレーニングは受けられたのでしょうか。
レッスンを何回か受けました。アナウンサーとしての発声の土台があるおかげか、先生からは発声自体はある程度しっかりしていると言っていただけましたが、テンポ感はなかなかつかめませんでした。テンポやリズムの取り方、地声から裏声に切り替えるときの発声の仕方などを教えていただき、あとはひたすら歌い込みました。
――自分の歌い方の癖(くせ)のようなものはありますか?
たくさんあると思います。癖として「しゃくり」が出やすく、それがいい方向に働くこともあれば、音を外したように聞こえ、最初の音程をうまく捉えられないこともあります。しゃくりを意図的に使い分けられるようになりたいですね。あとはビブラートが細かく揺れる、いわゆる「ちりめんビブラート」になりがちなので、そこも直したいと思っています。歌詞の語尾についても、力強く歌いすぎる癖があるので、ブレスをひとつ多めに入れたり、ふわっと終わらせてみたりと調整しました。
――そうして完成した『願い』は、4月に開催された音楽イベント『Tune Live 2026』で生歌唱を披露しました。手応えはいかがでしたか?
MCを務める『Tune Live 2026』のオープニングアクトとして歌わせていただきました。1回目はオケでの歌唱でしたが、2回目はギターの生演奏を入れてもらいました。ライブ感があり、とても楽しかったです。緊張と不安がありましたが、ギリギリの高さのキーを出せた瞬間に緊張がふっと解けて、そこからは気持ちよく歌わせていただきました。会場の皆さんが温かく迎えてくださって、本当にありがたかったです。
――『願い』と作品の華麗な世界が融合したコラボ動画も公開中です。初めて見たときの感想を教えてください。
うれしさと同時に少し恥ずかしい気持ちもありました。フルカラーの美しい絵が流れる中で、自分の声が聞こえてくるのはとても不思議な感覚で、なんとも言えませんでした(笑)。絵と音楽が重なると、物語や映像そのものの強さに加えて、もう一段階感情が乗ってくる感覚がありました。個人的に、アニメやドラマ、映画の主題歌に「いつか携わらせていただくことができたら」と漠然と思っていたので、その大きな一歩を踏み出せたことに感慨深いものがあります。
――『願い』を聴いてくれる人にメッセージをお願いします。
配信が開始され、周囲の反応は楽しみでもありますが、アナウンサーというイメージは拭いきれないと思いますし、最初はすんなり受け入れてもらえない部分もあると思っています。「ひとりの歌い手としてどう見てもらえるのか」という気持ちもありつつ、ワクワクした思いもあり、複雑な心境が入り混じっています。ヒロインが自らの力で道を切り拓く姿への思いを込めた曲なので、ぜひ聴いてみていただきたいです。
『願い』楽曲情報
配信:8月18日(火)より配信中
楽曲URL:https://nex-tone.link/A00225381
作品コラボ動画
ショートVer:https://youtube.com/shorts/oPDlxu_3dn8?si=S5vgqnZua9w8HlwF
フルVer:https://youtube.com/shorts/qP2be_6U9Po?si=uchvBsV4Q25OiNTp
「TOON8」とは
Webtoonの大きな可能性に着目し、フジテレビが立ち上げた新レーベル。レーベル名はWebtoonや漫画を想起させる「TOON」と、フジテレビを象徴する「8」をかけ合わせ、末広がりの「8」のイメージの通り、一つの物語が無限に広がり、やがて世界へと展開していく未来を表現している。フジテレビが培ってきたストーリーテリングの知見と、Webtoon業界の最前線を走る4社の企画・制作力をかけ合わせることで、新たな物語創出に挑む。
TOON8公式X:https://x.com/Toon8_20260605
第1弾作品『報復の暗殺人形(アサシンドール)』
制作:株式会社フーモア
配信中:https://line-manga.com/Zaq2vb
第2弾作品『刀神ハイスクール 〜才能ゼロの劣等生、魔神に魅入られ最強へ〜』
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配信中:https://line-manga.com/X7R72a
第3弾作品『人質妻は離婚したい』
制作:株式会社LOCKER ROOM
配信中:https://line-manga.com/jMRIyE
第4弾作品『対価を払ったら未来が変わりました』
制作:株式会社C-Route
配信開始日時:2026年9月予定(詳細は、後日発表)
