――初の写真集『好きなこといっぱい。』(ワニブックス)についてもうかがいます。タイトルは自身でつけたそうですが、そこに込めた思いを教えてください。
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スタッフのみなさんもたくさん案を出してくださったのですが、撮影を進めるなかで自分の「好きなもの」でつながっているなと感じたのがきっかけです。
僕は地元(群馬県・安中市)が好きでよく帰るのですが、撮影も大好きな地元のラーメンを食べるシーンからはじまりました。市長さんや僕の高校の校長先生も二つ返事で撮影をOKしてくださいましたし、店舗のみなさんも「安齊くんが来るなら写真を載せていいよ」と言ってくださり…安中は本当にいい街だなと改めて感じました。
「この写真集を誰が手にとってくれるか」と想像してみたら、僕のことが好きな方が見てくださるわけですし、僕も「一番はプロレス、二番はファン」と言っているくらいファンのみなさんのことが大好きです。
そう思ったときに、「本当に好きなことがいっぱい詰まっているな」と感じて『好きなこといっぱい。』というタイトルに決めました。
私服のセンスは母の教育のおかげ?「世界は色であふれているから」
――写真集は、デビュー記念日の9月18日に発売されますが、最初に「写真集が決まった」と聞いたときの心境はどうでしたか?
以前からファンの方々と「いつか写真集を出したいね」という話をしていたんです。グッズとして作るフォトブックなどは経験があったのですが、出版社さんから個人で出す自分だけの写真集はずっと目標のひとつでした。だから、聞いたときは「やっと夢が叶うんだな」とうれしい気持ちがまずありました。
それと同時に「ちゃんとした形で出す以上、しっかり結果を残して売れなきゃダメだ」というプレッシャーや不安もめちゃくちゃありました。
――衣装も自身でセレクトしたそうですね。こだわりを教えてください。
原宿にある「chameleon wear house」という古着屋さんの洋服が中心です。以前、僕が普通に服を買いに行ったときに、格闘技好きなオーナーさんから声をかけていただいて仲良くなり、写真集のことを伝えたら「衣装提供するからいつでも声をかけて」と言ってくださって。
もともと色や柄が多く入った派手な服が好きなんですけど、そればかりだと見ている人の目が疲れちゃうかなと思って、「白Tも挟んでみますか?」「シンプルなシャツも入れてみますか?」と全体のバランスを意識しながら選んでいきました。
――リングコスチュームのスカジャンにも派手な刺繍が入っていますね。
母親に、世界は色であふれているのだから、いろいろな色を着たら楽しいよ、という英才教育をされていまして(笑)。だからか、私服はわりとガチャガチャした感じのものが好きですね。
インタビュー第2回では、安齊選手の“手芸男子”としての一面や、自称“プロ後輩”としての立ち回り術、そしてプロレスを諦めかけたときに救われた母との絆まで…。本気のプロレス観と等身大の素顔に迫ります。
撮影:河井彩美
<安齊勇馬(あんざい・ゆうま)>
1999年5月15日生まれ、群馬県出身。188cm、105kg。中央大学レスリング部を経て2022年に全日本プロレスでデビュー。同年プロレス大賞新人賞を受賞。2024年には三冠ヘビー級王座を史上最年少(24歳10ヵ月)で戴冠し、同年のプロレス大賞殊勲賞を獲得した。
近年は『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン4への参加で話題を集めるほか、1st写真集の発売やドラマ・映画での主演決定など、リング外でも幅広く活躍中。
全日本プロレス公式サイト:https://www.all-japan.co.jp/
