――カッコよすぎます!
これが僕の思う“カッコよさ”ですし、もうここからは逃れられないですからね(笑)。ただ、この性格のまま一般社会に出たら間違いなく嫌われると思います。職場で「いや、僕カッコいいんで、この企画は任せてください」なんて言ったらマズいじゃないですか(笑)。
プロレス界だからこそ通用する部分もありますし、発言に結果が伴っているからこそ認められているとも思っています。結局のところ、大体のことは「自分が頑張ればいいだけ」なんですよね。
「今の全日本プロレスを見逃すのはあまりにも損」
――怠けたくなる気持ちとは、どう向き合っていますか?
僕は、過去も未来も別にどうでもいいというか、「今この瞬間」を生きているんです。本当にこの一試合、この一日が勝負で、「まだキャリア4年だけど、今年で引退するかもしれない」くらいの覚悟で臨んでいます。
次々と新しいレスラーが登場してくるなかで、僕を応援してくれているファンの方々が、5年後、10年後まで見続けてくれる保証なんてどこにもありません。
プロレス業界や会社の未来だってわからないじゃないですか。そのなかで「5年後に俺が全日本プロレスを引っ張る」とか「10年後にプロレス界の頂点に立つ」みたいな口約束をするのは嫌ですし、すごくダサいと思っちゃうんですよね。今応援してくれている目の前の人たちに全力で応える。その積み重ねの先にしか、未来はないと思っています。
――では、最後に改めて三冠戦への意気込みとファンのみなさんへのメッセージをお願いします。
最近、初めてプロレスを観てくださる方がすごく増えたと感じています。ただ、そういう方々にはまだ、タイトルマッチのような「自分のすべてを吐き出す試合」は見せられていません。何の飾りもない、どの媒体でも切り取れない本当のカッコよさは、会場でしか体感できないと思っています。
今の全日本プロレスを見逃すのはあまりにも損ですし、絶対に後悔させないし、プロレスも僕のことも好きにさせてみせます。僕を応援するためじゃなく、「見届けるため」で構いません。みなさんの期待を勝手に僕に背負わせてください。応援の分だけ僕は何度でも立ち上がりますし、帰るときには全員を笑顔にしてみせます。ぜひ会場に来てください。僕との約束です。
撮影:河井彩美
<安齊勇馬(あんざい・ゆうま)>
1999年5月15日生まれ、群馬県出身。188cm、105kg。中央大学レスリング部を経て2022年に全日本プロレスでデビュー。同年プロレス大賞新人賞を受賞。2024年には三冠ヘビー級王座を史上最年少(24歳10ヵ月)で戴冠し、同年のプロレス大賞殊勲賞を獲得した。
近年は『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン4への参加で話題を集めるほか、1st写真集の発売やドラマ・映画での主演決定など、リング外でも幅広く活躍中。
全日本プロレス公式サイト:https://www.all-japan.co.jp/
