最新アルバムのタイトル曲『Glow』のレコーディングでは、音程が高くテンポもはやい楽曲に自身の声をどう生かせるか、かなり悩んだというXngHan​さん。続いては、練習生だった14歳当時に憧れた世界的グループについてや、当時の自分にかけたい言葉などを教えてくれました。

「今の自分につながった」練習生時代に憧れた世界的グループ明かす

――ソロデビューからまもなく1年を迎えようとしていますが(2026年7月3日取材)、今の自分につながっていると思う練習生時代のエピソードを教えてください。

僕はダンスに自信があるのですが、14歳のときにs**t kingzさんを見て、自分もこういう風に動けたらいいな、踊れたらいいなと思ったのが、今の自分につながった瞬間だったと思います。

――何がきっかけでs**t kingzさんを知ったんですか?

僕は14歳のときに練習生になり、始めはK-POPダンスを学ぶと思っていたんです。ですが、K-POPダンスではなくs**t kingzさんが踊っているジャンルのダンスを習うことになり、それを学んでいくうちにすごく驚いて、このダンスはどんなダンスなんだろうと気になって、s**t kingzさんを調べてみたんです。

――練習を頑張っていた頃の自分に「よくがんばった」と言ってあげたい出来事はありますか?

僕は15歳の時からチームの中でリーダーをしていて、でもチームの中ではマンネ(末っ子)だったんです。年上のお兄さんたちにもあれこれ言わないといけない状況だったんですが、少し申し訳なくて遠慮してしまい、結局自分が怒られるということがありました。あの頃を振り返ると、「気にしないで言っていいんだよ」と言ってあげたいです。

――末っ子なのにリーダーを任されるというのは、すごくプレッシャーではなかったですか?

その頃は、リーダーがなんなのかというのを知らずにしていたので、リーダーをしていくうちに段々とプレッシャーを感じてきたと思います。

撮影:河井彩美

――これまでの活動の中でたくさんのファンと交流していると思いますが、ファンに掛けてもらったうれしい言葉はありますか?

一番記憶に残っているのは、アメリカのロサンゼルスでのファンサイン会です。そのときにとあるファンの方が泣きながら「あまり体調が良くなかったときにあなたの音楽を聴いてすごく力になった」と言ってくださり、その言葉に励まされました。僕の音楽が誰かの力になっているというのを知り、すごく胸がいっぱいで、いい気分でした。

――その言葉をかけられたときはどう思いましたか?

僕は英語があまり得意ではなかったので、最初は「なんで泣いてるの?」と思っていたのですが、通訳さんの言葉を聞いて意味を理解し、本当に一生懸命やらないと、もっとかっこいい姿を見せなきゃ、もっといい音楽を届けないとと、思いました。

海を越えたロサンゼルスの地でファンから受け取った涙ながらの言葉が、かけがえのない原動力となったXngHan​さん。「もっとかっこいい姿を見せなきゃ」と語る彼が、これからどんな新しい音楽やステージを私たちに届けてくれるのか、今後の活躍からますます目が離せません。

撮影:河井彩美