初のMCを務める意気込みを語ってくれた上垣アナ。インタビュー後半では、アーティスト紹介時のなめらかな口上が誕生した裏側、もしも生放送でハプニングが起きたら?、番組にかける思いについて聞きました。

上垣皓太朗アナ 口上には「ずっとラジオを聴いてきた経験が生きている」

――アーティストを紹介する際のなめらかな口上も話題です。情報を畳みかけるような口上とは違い、リスペクトのある言葉選びも含めて寄り添い感があるように聞こえます。

確かに、古舘伊知郎さんが(鳥羽一郎さんが歌う前の)口上で「歌う魚群探知機!」とおっしゃっているのとは違うかもしれないですね(笑)。

『STAR』では、曲と曲の合間でアーティストの皆さんがスタンバイする時間ができるため、必要に迫られて口上をすることになりました。何かにすごく影響を受けたということではなく、自分の中で「曲を紹介する」となった時に出てきた「最初の回答」がこのスタイルでした。もしかしたら根底には、ずっとラジオを聴いてきた経験が生きているのかもしれません。

――MCをするうえで意識していることはありますか?

ファンの方にとっても、そうでない方にとっても有益で楽しい情報が提供できればいいなと思っています。本当はもっと本番前に出演者の方に取材をして、“取材感”を出せたらいいのですが、今の自分は進行の段取りでいっぱいいっぱいで…そこは自分の課題ですね。

――毎回、出演するアーティストが一緒にMCを務める、“STARナビゲーター”システムも楽しいですね。

毎回違う方と、一からコミュニケーションを深めていく面白さがあります。今後はもっとナビゲーターの方にお任せする部分を増やして、たくさんお話をしてもらえるようにしていきたいです。

初の音楽番組MCへの意気込みを語る上垣皓太朗フジテレビアナウンサー

――生放送の音楽番組といえば、ハプニングもつきものですが…。

伝説的な音楽番組の生放送でのハプニングといえば、t.A.T.u.(タトゥー)が『ミュージックステーション』をドタキャン(※)した、みたいなことですよね(笑)。私はまだ入社3年目のひよっこアナウンサーですので、自分の技量で対処できないことはたくさんあります。アナウンス力を磨くのは当然として、一方で気負わずに皆さんに助けてもらうMCというのもいいなと思っています。

予想外のことがあった時には「どうしましょう?」と、スタッフの方々、パートナーの“STARナビゲーター”の方や、私より舞台数を踏んでいるアーティストの皆さんに積極的に頼り、甘えられたらいいなと思っています。

(※)2003年、女性デュオのt.A.T.u.が『ミュージックステーション』(テレビ朝日)の生放送本番中に出演をキャンセルした出来事。

――ちなみに、t.A.T.u.ドタキャンは2003年の出来事なので、上垣アナはまだ2歳です。なぜ知っているのでしょうか?

当然、リアルタイムでは見ていません(笑)。t.A.T.u.についてもそうですが、仕事の関係者の皆さんと雑談をするのが好きなので、そういうところからも学ばせてもらっています。

テレビは生活に密着している分、他現場の方とも共通の話ができるところが楽しいですね。『STAR』の話を、『めざましテレビ』や『みんなのKEIBA』の人と話せるので、自分の世界が広がっていくように感じています。

――『STAR』をどんな番組に育てていきたいですか?

視聴者の皆さまには、遠い存在としての「スター」という面を味わっていただきたいですが、同時に空から見守ってくれるお星様のように、夜の時間に安心してリラックスして見ていただけるように、両方の面を追求していく番組にしたいです。

不安になるようなことが多い世の中でも、音楽の力は信じられるというか。気持ちを落ち着けられる、のんびり見られる番組であればいいなと思っています。