山本美月厳しい相手にも「ぶつかっていく。闘っては泣いて…」“7割が脱落”厳しい人力車の世界に挑む女性に共感

1月19日（日）14時～『ザ・ノンフィクション』※関東ローカル

めざましmedia編集部

収録を終えた山本さんにインタビュー。みゆさんの奮闘に、自身の新人時代を重ねて「すごくわかる」と共感する山本さん。現在一児の母であることから“親目線”で感じたこと、家族でのお正月エピソードなども聞きました。

――まずは、映像の感想から聞かせてください。

みゆさんが、ひまわりのように明るく元気で、そして素直で、「頑張れ！」って応援したくなりました。まわりを惹きつける魅力があるので、ファンがどんどん増えていくのではないでしょうか。最後まで見て、すごく良い気持ちになりました。

――みゆさんは一人前の俥夫を目指して頑張るものの、何もかもうまくいかず失敗を重ねます。そんな“新人時代”に共感する部分はありましたか？

自分も怒られながら、がむしゃらにやっていた頃を思い出しました。撮影現場で監督から何度も怒られて。一歩、歩くだけの演技でも「違う」と言われて、「もう何が違うのかわからない！」みたいな…。

厳しく叱られると普段できていることができなくなってしまう気持ちは、すごくわかります。きっと、誰しもそういう時期があると思うので、みゆさんに共感できる方も多いのではないかなと感じました。

――みゆさんをあたたかくも厳しく指導する、先輩と社長も印象的です。

先輩も社長も、みゆさんへの愛が深い方だと思います。彼女の至らない部分をその場ですぐ、的確な言葉で指摘されているのが印象に残っています。私はそれが苦手で、「こう言えばよかったんだ」とあとから言葉になっていくほうなので、尊敬します。

――山本さん自身は厳しい言葉をかけられたとき、どう乗り越えてきましたか？

私の場合は、「もう帰れ！」と言われたら「帰りません！」というような、正面からぶつかっていくタイプでした。モヤモヤした気持ちのまま帰りたくないので、その場でハッキリさせたいというか。たぶん、人より怒られたことも多いほうだと思いますが、そのたびに闘っては泣いていた気がします。

――山本さんは現在一児の母ですが、“親目線”で何か感じるものはありましたか？

私自身はまだ子どもが小さいこともあって、親として“甘々”で…（苦笑）。でも、もし子どもから「俥夫の道へ進む」と言われたら、みゆさんのご両親と同じく「どうしよう！」と戸惑うと思います。我が子が心配なあまり「何があってもこの子を守れるようにしておかなきゃ。私はまだまだ仕事を引退できない！」と思ってしまうかもしれません。

――みゆさんの両親への共感も大きかったのでしょうか。

娘の将来を心配するお父さんの気持ちも、応援するお母さんの気持ち　も、すごく分かります。特に、お母さんに注目して見ていました。途中、みゆさんがお母さんに悩みを打ち明ける場面がありましたが、何でも言える親子の関係性がすごく素敵だなと思って。お母さんも「こうしなさい、ああしなさい」と言うでもなく、かといって友だちのようでもなく、いいバランスのように感じました。

――前回（2022年10月）のインタビューでは「タイトルにかけて、山本さんが今“魅せられている”ものは？」という質問に、「植物」と答えていました。現在、魅せられているものはありますか？

どうしても子どものことばかりになってしまうんですけれど、何でしょう…写真かな。雑誌の撮影でカメラマンさんとお話ししたときに、昔のコンデジ（コンパクトデジタルカメラ）をおすすめされて。いいなと思って、私も買いました。

写真の仕上がりに味があって、フィルムっぽいけれどフィルムとも違う感じが良いんです。動画も数十秒なら撮れて、少しガサガサした音の質感も気に入って、今ハマっています。

――2025年も映画『大きな玉ねぎの下で』など出演作が控えていますが、今年の抱負を教えてください。

健康です。去年は喉の不調が多く、声が出なくなってしまうこともあったので、今年はなるべく健康でいたいです。強い体を作りたい。あと、昨年は子育てと仕事の両立のバランスを模索していました。今年は、もう少し仕事にも重きを置いていけたらと思っています。　

――お正月はどのように過ごしましたか？

家族で初詣をしました。神様にあまりたくさんお願いするのも良くないと思い、今年はとにかく「家族の健康」をお願いしました。おみくじも引いたんですが、私は中吉だったので、家族が吉や大吉を引いたのを見て、いいな！と羨ましくもなりました（笑）。

――最後に、放送の見どころをお願いします。

素敵な方ばかりが登場するのですが、やっぱり一番の見どころは、みゆさんの明るさ、人柄だと思います。先輩に言われる言葉で何度も挫（くじ）けそうになるけれど、しっかり立ち上がって成長していく、そんな姿が魅力的です。ぜひご覧ください。