<坂口健太郎 コメント>
正直なことを言うと、最初は規模感やドラマの世界感を聞いて、「これ本当に撮れるのかな」と思いました。台本の打合せなどをさせていただくうちに、現実味を帯びてきました。
今は、配信作品も増えて国の垣根が低くなってきているとは思いますが、それでもアジアの複数都市を舞台にしていることや、いろんな場所でいろんな人の思いが交錯するのが面白いなと思いました。
監督から、新出という役柄では「怒り」の感情を象徴的に描きたいと言われたんですが、怒りって自分の中にあまり持っていなくて。声を荒らげたり体の動きで怒りの表現ってわかりやすく簡単に見えるけど、静かな怒りを連続ドラマで持続させなければならないし、その中にも新出が抱える悲しみも見せなければならないので、難しい挑戦だなと思いました。
捜査で走り回ったり闘うシーンも出てくるので、少し体重を増やしたり、トレーニングをしたり準備しました。心がけたことは、新出は笑っているシーンって本当に数少なく、緊張感のある場面が多いのですが、今回は海外の俳優の方々とのお芝居もあるので、言葉の壁があるからこそ、彼らが現場に入って来たときには、良い状態の現場にしておきたいなと常に思っていました。
シリアスな場面が多いなかで、張り詰めすぎていない、柔らかい空気がある現場であるよう心がけていました。
こういう新しさのある作品を、日本で作って生み出すことって、大げさかもしれませんが大きな一歩だと思っています。難易度の高い挑戦ではありますが、挑戦的な作品に携われるのはとてもありがたいと思います。
極限状態で見える人の感情を描きながら、ダイナミックな映像も見られると思いますので、楽しみにしていただけたらうれしいです。
