後藤拓実さんが右往左往の末、夢をかなえました。

11月3日(金)、『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ)に、俳優の藤原樹(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)さん、お笑い芸人・四千頭身の後藤拓実さんが出演しました。

左から)後藤拓実、藤原樹

進行は、アリタ哲平(メインキャスター)、キャスターの小澤陽子(フジテレビアナウンサー)が務め、全力解説員として、吉川美代子先生、岸博幸先生が登場しました。

左から)小澤陽子、アリタ哲平

後藤拓実 『ボクらの時代』で盛り上がる相手をマッチング

今回は、秋の特別企画「あなたの夢をかなえますSP」。後藤さんは、事前の打ち合わせで「『ボクらの時代』(フジテレビ)に出演したい」と語っていました。

そこで、『ボクらの時代』のプロデューサーが緊急出演。後藤さんと、どんなゲストがマッチするのか、試してみることに。

別室に『ボクらの時代』風のセットを用意して、後藤さんとトークが盛り上がるメンバーをマッチングしました。

キャスターアリタ×後藤拓実×岸博幸「今気になること」

まずは、『脱力タイムズ』がきっかけで知り合った3人、キャスターアリタ×岸先生×後藤さんの3人でシミュレーションするも、共通の話題はゼロ。まったく盛り上がりませんでした。

明石家さんま!?×ビートたけし!?×後藤拓実「トップランナー3人がお笑い界を語る」

続いては、明石家さんま(原口あきまさ)さん×ビートたけし(松村邦洋)さん×後藤さんの組み合わせ。

レジェンド2人はすぐさま「我々のときは『ひょうきん族』(『オレたちひょうきん族』)すごかったですからね」「ドリフ(ザ・ドリフターズ)も強かった」と80年代の伝説的バラエティを回顧し始め、当時まだ生まれてもいない後藤さんは、目をパチクリ。

さんま(原口):「ひょうきん族」があってドラマにもつながっていきましたし。(ドラマ)『男女7人(夏物語)』(TBS)に出させていただきましてね。

たけし(松村):あれは、視聴率30%いってね。(片岡)鶴太郎が出ててさ、池上季実子も。あれで、おまえは結婚したんじゃないか?

さんま(原口):ひゃはは!あれから芸人がドラマ出演する道を作っていった、走りでもありますね。

たけし(松村):あのあとは、俺が出た(映画)「戦場のメリークリスマス」だね。大島渚監督で…「メリークリスマス!ミスターローレンス!」あはは!

さんま(原口):ひゃはは!お笑い界の、いろんな伝説ちゅうものを残してますよね。

たけし(松村):おう。

後藤:…。

さんま(原口):後藤は?(と、急に振って)

後藤:…ないです!しゃべれることが!

キャスターアリタ:あはははは!

その後も、お笑い界に刻まれた数々の伝説話で盛り上がったため、後藤さんは話についていけず。どんどん表情が曇っていきました。

結局、後藤さんが大物のトークに飲み込まて強制終了。後藤さんは「これ、アリタさんでも無理ですよ」と、お手上げでした。

恋汐りんご×白石うらん×後藤拓実「アイドルの魅力を語る」

アイドルの恋汐りんご(バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI)さん×白石うらん(ふぇありーているず!)さん×後藤さんによる組み合わせでは、アイドルのテンションに無理やり合わせさせられた後藤さんが「自分を見失っちゃいそうでした」と、茫然自失。

さらに、なぜか明治のチョコレート「メルティーキッス」の研究開発チームが登場し、その魅力を語る『ボクらの時代』まで展開。

後藤さんは、「なんで僕呼ばれてるの?」と、わけがわからない状態に。

一発屋芸人としての扱いを拒否したいのに…

ですよ。×ゆってぃ×後藤拓実×ムーディ勝山×三瓶「一斉を風靡した芸人たちがあの頃を語る」

そして最後は、ゆってぃさん(2009年「ワカチコ」でブレイク)、ですよ。さん(2007年「あ~い とぅいまてぇ~ん」でブレイク)、ムーディ勝山さん(2007年「右から来たものを左へ受け流す」でブレイク)、三瓶さん(2002年「さんぺいです」でブレイク)が登場。

2020年、「お笑い第七世代」でブレイクした後藤さんを含めた、5人の“一発屋芸人”!?たちが集いました。

まずは、一発屋芸人による「着うたが240万ダウンロード」(ムーディ)といった、お約束の全盛期自慢からスタート。後藤さんが、他人事のように聞いていると…。

ムーディ:後藤くんは?

後藤:はい!?僕は、大きなもの(ブレイク)があったわけじゃないので。

一発屋芸人たち:いや、いや、いや…。

ゆってぃ:すっごい見てた!お笑い第七世代の筆頭だったじゃないですか。

後藤:(だから)僕は、そういう人たちとしゃべりたいんですよ。

一発屋芸人たち:いや、いや、いや…。

スタジオ:(苦笑)

ゆってぃ:(全盛期のエピソードが)出てこないと、こういうところ(一発屋芸人の企画に)出られなくなっちゃうから。

ムーディ:結構、定期的にあるから。

ゆってぃ:話してても、なんか落ち着くし。

ですよ。:一番しっくりきますよね。

キャスターアリタ:あはははははは!

一発屋芸人の面々は、後藤さんに自分たちと同じ匂いを感じている様子。徐々に仲間意識を強めていき、ついには最高月収の話まで展開。

ムーディ:640万円!

ですよ。:180万円!

ゆってぃ:200万円!

三瓶:250万円!

と、みな慣れた口調で次々と告白。

ムーディ:後藤くんは?

後藤:なんで、僕にくるんですか!?

後藤さんは、最高月収の告白を渋っていましたが、「これ言わないと、使われないよ!」「自己紹介で言うからね」と、一発屋芸人としての振る舞いを指南されると、再び一同が言う流れにのって「〇〇万!」と口走ってしまいました。

ゆってぃ:すごい!後藤くんって、当時そんなに稼いでたんだ!

後藤:「当時」ってやめてください!

後藤さんは、あくまで一発屋芸人としての扱いを拒否したい様子。しかし、勇気ある告白!?で絆が深まってしまったのか、自身の思惑とは裏腹に、「一発屋芸人あるある」の話題に飲み込まれていきました。

ムーディ:後藤くん、ある?

後藤:共感ができないです!

ゆってぃ:(一発屋芸人あるあるのひとつくらい)もう、あるでしょ?

後藤:“もう”?やめてください!

ですよ。:言っておかないと、呼ばれないよ!

ゆってぃ:(ですよ。さんを指して)こうなれないよ!

後藤:こうならなくていいんですよ!

ゆってぃ:恥ずかしがらなくても平気だから。

後藤:(絞り出して)大きなことをしても、ネットニュースにならないとか…。

一発屋芸人たち:おお!

ゆってぃ:あるじゃん!

一発屋芸人たち:(拍手)

「わかるー!」「めちゃくちゃいい!」と、一同に、これまでにない一体感が生まれました。

これを見ていた『ボクらの時代』のプロデューサーも絶賛し、後藤さんの夢であった番組への出演が、めでたく決定(11月12日放送)したのでした。

次回、11月10日(金)の『全力!脱力タイムズ』は、オダギリジョーさん、フワちゃんが登場します。

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