真澄は、アルバムに入った伊澤と和樹の2ショット写真と、伊澤が田村と写っている写真を見つける。さらに、万年筆を手に取った真澄はペン先に触れ、そのインクの種類に気づく。
真澄は検査技師・吉本由季子(川床明日香)に田村の遺体の検査結果を尋ね、風邪薬などに含まれるアセトアミノフェンが検出されていることを確認。
これまで明らかになった事実を頭の中で整理し、思考をめぐらせた末に「ピースがそろう…かもしれません」と、ひらめいた。
真澄(ディーン・フジオカ)は身勝手な保身で人の命を奪った犯人に真実を突き付ける
真澄は、取調室で山貫と対峙。事故を起こしたトラック下部のパイプが外れていて、車体の底には亀裂が入っていたことを指摘する。
遺体からアセトアミノフェンが検出されたことから、田村は数週間前からめまいや風邪のような症状を抱え、風邪薬を飲んでいたと思われた。
運送会社には同じような体調不良を感じていた作業員が、何人かいたことがわかっている。このことから真澄は、田村ら作業員は同じ原因で一酸化炭素中毒になっていた可能性があると考えた。
真澄は、事実から見えてきた事件当日に起こったと推測されることを語る。
事件当日、体調不良を感じていた田村はトラックを止めて仮眠。この日は蒸し暑く、車内はアイドリング状態で冷房がかかっていた。
長時間停車したままアイドリング状態が続いたことで、外れたパイプから排気ガスが漏れて車体の下に溜まり、車体の底の亀裂から空気より軽い一酸化炭素だけが車内に流れ込んだ。
過重労働で疲れて眠り込んでいた田村は、一酸化炭素中毒に。遺体の顔色が良かったのは、一酸化炭素中毒の証拠でもあった。
田村の遺書と思われていたメモは、和樹が書いたものだった。
メモの文字はインクが微妙にひび割れていた。このインクは顔料ゲルインクで、空気に触れてから数年経つとひび割れが起きてしまう。つまり、このメモは書かれてから数年経過したもので、メモを書いたインクと和樹の万年筆のインクの成分は一致した。
息子への思いを抱き続けた伊澤は、和樹が遺したメモと万年筆を肌身離さず持っていた。
事件の夜、伊澤は車の中で眠り込んでいる田村を発見。異変に気づき、窓ガラスを割って田村を助けようとしたときにメモが車内に落ちた。
伊澤は車内に溜まった一酸化炭素を吸ってしまい、田村を助け出せたものの、倒れこんでしまう。
そこに、トラックに付けられたGPSで田村がずっと停車していることを不審に思った山貫が到着。山貫は倒れている2人を見て、トラックの下のパイプが外れていることに気づく。
2人の一酸化炭素中毒がトラックの整備ミスと露見すれば、会社はつぶれてしまう。山貫はそれを恐れ、もうろうとしながら救急車を呼ぼうとした伊澤を止めようと、トラックに乗って急発進させる。
伊澤は、向かってくる車から田村を逃がし、トラックに衝突。山貫は交通事故に見せかける偽装工作をし、まだ息のある田村をトラックに乗せて現場を立ち去った。その後、山貫は、車内で見つけたメモと伊澤のスマホを使い、首吊り自殺に見せかけて殺した。
真澄に真相を突き付けられながら必死に言い逃れようとする山貫を、穂乃果が逮捕する。
麻帆は明美に、田村が和樹と年の近い田村を助けようとして亡くなったと一部始終を報告。明美は夫が命がけで人を救った事実をかみしめ、夫の遺骨を抱きしめて泣き崩れる。
深夜のMEJで、真澄は“白峯女子連続殺人事件”の捜査資料のファイルを開く。そこには、遺体解剖の執刀医・九条正仁という名前と、補助者として真澄の名前が書かれていた――。

