<本郷奏多 コメント>
――撮影現場はどんな雰囲気ですか?
大樹くん演じるトキや林芽亜里さん演じるリン、監督とも信頼関係ができてきて、安心感があります。いろんな現場で、監督から「このあとアドリブで会話して」と言われますが、あまりしべったことがない人や初めての方が相手だと、自分はこうしようと思うけど、うまくいくかなと不安になることもあって(笑)。
今回の座組では、すでに信頼関係ができているので、そういうストレスはないですね。
――印象的なシーンは?
トキが食べるシーンです。大樹くんが大変なのはもちろんですが、自分が間違えるとトキがもう一回食べなければいけないというプレッシャーがあり、意外と僕も緊張しているということを伝えたいです(笑)。
基本的にはコメディだったり、人と人とが思い合うようなやさしい話が多いのですが、なかには人の生き死にに関わるテーマも取り上げます。それぞれ大切なメッセージが込められているので、ご覧いただく方にちゃんと届くといいなと思います。
――ヒカルを演じるうえでの難しさはありますか?
始まる前は、トキとヒカルの2人で頑張っていく作品だと思っていました。その思いは変わらないのですが、ダイブしたトキに指示を出すシーンは、写真館でずっとひとりで喋っています(笑)。
実際にはトキが憑依(ひょうい)する、各話で出演されるゲストの方が主人公として物語を動かしていきます。こういう座組の作品はあまり見たことがありません。きっと面白い画になっていると思うので、一生懸命指示を出しています(笑)。
――原作のアニメは意識しましたか?
アニメのヒカルは、白い髪が印象的です。衣装合わせのときに「白くしましょうか?」と監督に聞いたところ、「リアリティのあるヒカルを作りたい」とのことでした。
役者は、作り手の思いを表現するのが仕事だと思っているので、それなら黒髪でいきましょうとなりました。
僕にできるのは、アニメのキャラクターの性格や内面を尊重することだと思っています。だから、そこはとても大切に演じています。「この場面なら、ヒカルはこう動くな」というエッセンスを、アニメからもらっています。
――バディを組む佐藤さんの印象は?
アーティストとしても活躍されている方とご一緒する機会はあまり多くないので、大樹くんには、ミーハー心でいろんな質問をするんです。
「ライブのときって、どういう感じなの?」とか、グループについてとか。自分が知らない世界の話を聞くのはすごく楽しいですし、大樹くんは、いつも気さくに答えてくれます。
――大学では、写真を専攻したそうですね。
昔からものづくりが大好きで、小さいころはお菓子の空き箱で工作をしたりしていました。その流れで写真とか映像制作にも自然と興味がわきました。
チームで映像作品を作るのも楽しいのですが、写真は最初から最後まで一人で完結できるので、チームで作るものとはまた違った良さがあります。仕事などで大学に行けないときもあり、同級生たちに迷惑をかけたくないという思いもあって、写真を専攻しました。
みなさんが何気なく見ている広告写真も、よく見ると計算し尽くされていたり、すごい技術が隠されています。例えば、光沢のあるものなのに反射を消していたり、照明と逆側の影になる部分も暗くなり過ぎないように工夫していたり…そういうマニアックなところに注目して見るのが好きですね。
――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
撮影現場はすごくいい雰囲気ですし、温かくて素敵なドラマだと思っています。1話完結でどこから見ても楽しんでいただける作品です。気楽な気持ちで、たくさんの方にご覧いただけたらうれしいです。
