ややこしさがフックになって、最後まで気になって見ちゃう
第3章「『時光代理人』のみどころ」
さて、ついつい『土ドラ』10周年ということで、ドラマ冒頭のテロップでも大々的に「土ドラ10周年」を謳(うた)ってたもんで、余談が過ぎてしまいましたが、そんなこんなの(どんなだよ!)佐藤大樹さんと、本郷奏多さんがW主演を務める『時光代理人』は、『恐怖新聞』で闇落ちした勇介が、地獄から抜け出し、パラレルワールドへ迷い込み、本郷奏多さん演じるバディと出会い、ともに更生を目指す…転生ヒューマンアドベンチャードラマに仕上がっています(違います)。
つまらない冗談はさておき、これがまた、この『時光代理人』ってドラマは、「土ドラ」の10年という歴史の中で大切に大切に培われてきた、「よくもまあこんなドラマやるよね?」の真骨頂ともいえるような、そんな作風に仕上がっているのです(これは、ほめ言葉!!なんです!!!)。
なぜなら今作、いい意味で、ホントにいい意味で、すっごくややこしくって、それが、とてつもないフックになって、最後まで気になって見ちゃう…誰にでも楽しめるエンターテインメントに仕上がっているから。
あらすじは、「時光写真館」で働くトキ(佐藤)とヒカル(本郷)が、写真の中へタイムスリップすることで事件を解決していくという物語…なんだけれど、そのディテールが、いい意味でホントにややこしい。詳細は下記。
・写真の中へタイムスリップできる…んだけど、その写真の撮影者に憑依(ひょうい)する仕組み
・タイムスリップかつ憑依できるのはトキのみ
・ヒカルはそのトキが見ている世界を共有でき、アドバイスを送る役割
・長い時間滞在はできない
・過去は変えてはならない
・誰かにぶつかるとかも極力NG
・だからタイムスリップした先で勝手な動きはできない
・もう少しその場にいられたらわかるのに!!って場合も勝手な動きNG
・そして、タイムスリップは、一回のみ
うん、そう、で、そんな設定でどんな物語が繰り広げられるのか?って?いやそもそも、写真の中に入ってタイムスリップできるのはいいけど、過去は変えちゃいけない。だったら、何ができんのか?って?それは、そう!見てのお楽しみ(結局)!!
まず、冒頭から、突然に物語は始まって、そんな設定で一体どんなドラマが繰り広げるのかを、わかりやすく提示してくれるのでノンストレス。
で、そっからは、ややこしい設定の数々が心地よくって、いい感じに先の展開を想像しつつ、だけど裏切りつつ、の、最後の最後まで、気になって見ちゃうこと間違いなし!乞うご期待。
そして、トキを演じる佐藤大樹くんが、どうか今作では報われますように(謎の願い)!!
