弁護士資格を剥奪される原因となった傷害事件について、何とかして当時の記憶を呼び覚ましたい探偵・上水流涼子(天海祐希)は、自らの拳が血に染まるまで殴り続けた相手、椎名保(野間口徹)に謝罪するべく、下町の小さなレンズ工場を訪れる。

しかし、何度訪ねても椎名は会ってくれず、今回もまた、息子の孝(本田響矢)に追い返されてしまう──。

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事務所に戻ると、10歳の息子の親権を取り戻したいという澤本香奈江(入山法子)が、涼子の帰りを待っていた。息子の直人は、5年前に離婚した元夫で整形外科医の安生健吾(高橋光臣)と暮らしており、保育士の香奈江には裁判費用を工面することが難しかったため、今まで泣き寝入りしてきたという。

香奈江の話では、安生には離婚前から女性の影があったといい、涼子はその真相を突き止めるため、患者のふりをした諌間久実(白石聖)を安生のクリニックへ送り込む。

ところが、安生の診察は患者を怒鳴りつけるなど、もはやモラハラともいえる言動のオンパレード。久実のうそも早々に見破られるが、その高圧的な態度に怒りが爆発した久実は…。

その頃、貴山伸彦(松下洸平)の周囲には不穏な空気が漂い始めていた。「氷川が戻ってきたらしい。のぶりんのこと探してた」という有田浩次(中川大輔)の言葉に、貴山は…。

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