PSYCHIC FEVERが半年間に及ぶタイでの活動を経て、パワーアップしたスキルを明かしました。

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LDHが運営するダンススクール“EXPG STUDIO”の精鋭が全国から集まり、昨年7月にメジャーデビュー果たしたPSYCHIC FEVER。

メンバーは、剣(つるぎ)さん、中西椋雅(なかにし・りょうが)さん、渡邉廉(わたなべ・れん)さん、JIMMY(ジミー)さん、小波津志(こはつ・こころ)さん、半田龍臣(はんだ・りゅうしん)さん、WEESA(イーサ)さんの7人組。

左から)JIMMY、中西椋雅、WEESA、小波津志、半田龍臣、渡邉廉、剣

デビューの翌月からは、タイに活動拠点を移し、半年間に及ぶ「武者修行」を実施。グループ結成当初からの目標である、“世界に通用するグローバルアーティスト”を目指し、挑戦を続けています。

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そんな彼らが、5月17日に1st EP「PSYCHIC FILE Ⅰ」をリリース。また、6月には、全国4都市を回る初の単独ライブツアーを控えており、さらなる活躍が期待されます。

フジテレビュー!!では、彼らにインタビューを行い、1st EPの聴きどころや、タイでの「武者修行」の思い出。さらに、これからの活動展望について聞きました。

1st EPに込められた思い「新しい僕らのスタイルを感じてほしい」

<PSYCHIC FEVER インタビュー>

――1st EP「PSYCHIC FILE I 」の聴きどころや注目してほしいポイント、個人的におすすめしたい曲を教えてください。

小波津:このEPは、僕たちがタイで行った武者修行を通して感じたことをもとに、新しいスタイルを築き上げた挑戦的な作品になっています。

その中でも「To The Top feat. DVI」は、初めて英語のみで構成された楽曲で、僕たちの新しいスタイルを広く知っていただける楽曲になっていると思います。

半田:一緒に歌えるようなメロディや歌詞が特徴で、みんなで盛り上がれる曲です。

WEESA:僕たちは、全員がマイクを持って歌うグループなのですが、今までにない新しい組み合わせで歌っている楽曲も収録されているので、ぜひ注目してほしいです。

JIMMY:「Highlights」は、僕とWEESAと廉の組み合わせで初めて歌った曲です。僕は普段ラップを担当しているのですが、初めてサビの部分を歌わせていただきました。

疾走感のある曲調で、ジャージークラブのサウンドを取り入れた初挑戦のジャンルの楽曲になっているので、聴いた瞬間に「おお!」と驚くと思います。

ぜひ、歌い出しからインパクトを感じてもらいたいです。

剣:「アシンメトリー」は、メインボーカルの志とWEESAが2人で歌っています。

全員がマイクを持つグループだからこそ、ボーカルの2人だけで歌うということにLDHらしさや特別感を感じますし、聴き応えのある楽曲となっています。

また、この曲は夏を感じさせる歌詞なので、これからの季節にぴったりです。

渡邉:「Up and Down」はノリが良くてダンスも特徴的です。この曲はJIMMYが振り付けを考えて、そこから歌詞をつけていく、ダンス先行で制作しました。

タイでは、フェスに参加したり、路上ライブなどもしたのですが、すごく情熱的な国で、現地の人の心をさらに熱くさせるライブパフォーマンスを作っていかなきゃいけないと感じました。

この曲は、そんな気持ちから生まれた、一緒に踊って盛り上がれる楽曲になっています。

半田:「ForEVER」は手紙をテーマに、僕たちが初めて作詞に挑戦し、応援してくださる皆さんへ感謝の気持ちを込めた一曲になっています。

この曲は、タイにいる期間に歌詞を書いたのですが、武者修行中はファンの方のコメントや手紙が僕たちの活動の支えになっていました。

それに対する感謝を楽曲を通して伝えられるということは、とてもうれしいです。

中西:僕は「Nice & Slow」をおすすめしたいです。

この曲も僕たちで作詞をさせていただいて、「今を楽しもう」「自分たちらしく、自分たちのペースで進んで行こう」というメッセージが込められています。

今まで以上に、僕たちの思いが詰まった楽曲になっているので、多くの方に届けたいです。

――リード曲「BAKU BAKU」のMVは、YouTubeで公開され2週間足らずで230万再生を超えています。MV撮影で印象に残っていることを教えてください。

半田:僕はバスを使ったシーンを撮影していたときに、2019年にバス一台で47都道府県を回った武者修行を思い出し、感慨深く感じました。

ダンスシーンだけではなく、僕たちのストーリーが伏線のように詰め込まれたMVになっているので、ぜひ注目して見てほしいです。

小波津:「BAKU BAKU」はステージ上でアーティスト性を見せようと努力する反面、緊張や胸の高鳴りで心臓が“バクバク”しているところにもフォーカスした、等身大の僕らの気持ちを表現した楽曲です。

MVでは、その表と裏を表現していて、見るだけで歌詞がより深く伝わるような内容になっています。

――「BAKU BAKU」は『めざまし8』の4、5月のエンディングテーマとなっていますが、反響はいかがですか?

中西:両親がめちゃくちゃ喜んでくれました。

まさか朝の番組で僕らの曲を使っていただけるとは思っていなかったです。

SNSでもファンの皆さんからたくさんコメントをいただき、「BAKU BAKU」を一日のスタートに聴いているという声も聞きました。

僕らの歌が、皆さんの日常に寄り添う楽曲になってると実感できたことが、とてもうれしかったです。

――MVのコメント欄には、日本のファンの方はもちろん、海外のファンの方からも多くコメントが寄せられています。ファンの方の反応をどのように受け取っていますか?

WEESA:皆さんからのメッセージが、僕たちのパフォーマンスの糧に、さらにいいパフォーマンスを届けたいという原動力になっています。

皆さんの温かい応援に、僕たちも感謝の気持ちを込めて、全力で応えていきたいと思っています。

――寄せられるコメントは細かくチェックする方ですか?

WEESA:めちゃくちゃ見ますね。メンバー全員見ていると思います。

一同:(うなずく)

剣:ファンの方の声が、自分たちのモチベーションだけではなく、EPに収録されている「ForEVER」「Nice & Slow」といった楽曲の制作にもつながっているので、この2曲はファンの方と一緒に作り上げた楽曲と言っても過言ではないです。

日頃のファンの方の声に対して、アンサーのような感じで、交流を深められた気がします。

タイでの活動を経て「音楽は言語を超える」と実感

――海外の方からも注目を集める理由には、半年間に及ぶタイでの武者修行の成果もあると思います。武者修行を通して一番パワーアップできたと思う部分はどこですか?

剣:僕は、ライブ力が身についたと思っています。

ライブの感覚は、ライブでしか学ぶことができないですし、本気でパフォーマンスに取り組むことで、言葉の壁を超え一緒に盛り上がることができ、「音楽は言語を超える」ということを肌で感じました。

渡邉:僕は、一人ひとりのスキルがパワーアップしたと思っています。

自分が何をするべきなのか、考える時間がたっぷりあったので、それぞれが思ったことを行動に移して、筋トレやボーカルトレーニングなどで個人の力を磨いていきました。

6月から始まる単独ツアーで、パワーアップした僕らの姿をお見せできることがとても楽しみです。

「まだまだ、ここから登りつめていく」という気持ちでいるので、個人でもチームでも、更なるレベルアップを計っていきたいです。

半田:僕は、応援してくださる皆さんへの思いが、より強くなったと感じています。

デビュー前は、ただがむしゃらで、応援してくださる皆さんとのコミュニケーションがうまく取れていなかったのですが、タイに行き、日本のファンの方との距離が離れたときに、「パフォーマンスや曲を通して、どのような思いを届けられるだろう」と意識することが増え、メンバー同士でもよく話し合っていました。

小波津:僕は、海外に行くのも初めてだったので、グローバルな環境に適応する力はパワーアップしたと感じていています。

現地では、パフォーマンス以外にも、タイ語を勉強して、タイ語でMCをする場面もありました。

僕たちの「グローバルアーティストとして活躍する」という夢に向けて、より明確に進むべき道が見えたような気がしています。

WEESA:僕は、毎週のようにライブがあって、同じステージに立つアーティストの方々のライブを目の当たりにしたことで、視野が広がったなと感じています。

自分の母国である韓国に行かせていたのですが、僕たちの知らない世界、知らない音楽があって、いろいろな知識を吸収することができました。

中西:僕は、グループのまとめ役として、立ち位置を確立できたかなと思います。

メンバー内でいろいろな意見や思いがあるからこそ、グループのこれから先を考えたときに、それをまとめる人がいないと(円滑に)やっていけないなと感じたことがあって。

まだまだ実力不足ですが、これからもグループを支えるという面で尽力し、協力し合いながら高みを目指していきたいです。

JIMMY:僕は、殻を破ることの大切を知ることができました。

日本を飛び出して活動したからこそ、自分たちの知らない世界を見ることができましたし、自分の語学力もかなりレベルアップしたと思います。

上手くいかないことや、失敗したこともたくさんあるのですが、慣れない環境だからこそ、殻を破って思いきりチャレンジできたのだと思います。

日本での活動だけでは経験できない、貴重な時間になりました。

――7月でデビューから1年が経ちます。今後の活動目標を教えてください。

小波津:僕たちは、たくさんの経験をさせていただいて、ようやく去年デビューすることができました。そして、6月には、初の単独ライブツアーが始まり、また一つ夢が叶います。

「来てよかった」と喜んでもらえるパフォーマンスはもちろん、会場が一体となった素敵な時間にできるようにと考えているので、そこを目指して全力で頑張ります。

一同:よろしくお願いします!

撮影:山口真由子
スタイリスト:渕上カン
ヘアメイク:Midori Fukuda(Luana)、Tomonori Nagai(Luana)、kiyomi Onuki(Luana)

【動画】PSYCHIC FEVER メンバー自らグループの魅力をPR

フジテレビュー!!に初登場のPSYCHIC FEVER。

動画では「グループの強みや魅力」、「それぞれグループの何担当」、「特技やアピールポイント」について答えてもらいました。