昨年8月に芸能界を引退したものの、今年6月に電撃復帰を果たした小林麻耶。8月19日放送の『痛快TVスカッとジャパン』2時間スペシャルでは、1年ぶりにショートドラマに登場した。

小林が演じたのは、強烈なキャラクターで人気だった“ぶりっ子OL”の内田美樹。収録前、小林本人に出演への想いと、「ぶりっ子キャラ」に対する旦那さんの反応などを聞いた。

――約1年ぶりの『痛快TV スカッとジャパン』出演の感想を聞かせてください。

率直にすごくうれしいです。この日を楽しみにしていました。仕事再開ということになって「また『痛快TV スカッとジャパン』に出てくださいね」と多くの方から声をかけていただいていたので本当にうれしいですし、感謝の気持ちでいっぱいです。

――久しぶりに内田美樹というキャラクターを演じて、改めてどのような人物だと感じますか?

ぶりっこです(笑)。とてつもないぶりっ子です。ただ、内田美樹ちゃんは男性にだけぶりっ子をしているわけではなくて女性にもぶりっこをしているのですが、さらに輪をかけて男性にぶりっ子をするという役なんです。そこが面白いなって思いますし、とにかく自分の欲望を満たすためなら何でもやるというところが(演じていて)かわいらしいなって思います。

――久しぶりの撮影に向けて準備された事(役づくりでやった事)があれば教えて下さい。

役作りでいうと、声のトーンをあげています(笑)。自分の中では10段階くらいあげています。テンションもすごくMAXにして、とにかく頭の中はバラ色、お花畑というイメージです。楽しい、ピンク、ハート、お花、わーみたいな感じでやっています(笑)。

台本を読んで大爆笑してしまって、ものすごく面白かったんです。でも笑ってしまうと演技ができなくなってしまうので、台本を何度も読んで、(自分で内容に)慣れてから、その後、手ぶりをつけてやってみました。実際にやってみると「こんな感じだったかな?」と感じて一年って結構なブランクなんだなと思いました。

今まで定期的に出演させていただいていたので内田美樹ちゃんが(自分の中の)どこかには常にいたと思います。一年でいつのまにかいなくなっていて、呼び戻すまでにまでにすごく時間がかかって、一人で鏡の前で身振り手振りを練習していました。でも本番で収録していたら監督からに「迷いがありますね。もっとテンション高く」と言われてしまって。「え?もっと高かったっけ?」と自分でも想像を超えるテンションの高さだったことにビックリしました。

――もし、他のドラマに出るならどんな役を演じてみたいですか?

自分とは真逆のカッコイイ女性をやってみたいです。声のトーンもスゴく低くて、バシバシ決めて守っていくようなそんな人を演じてみたいです。もしやれるならスカッとさせる役を演じてみたいと思います。昨年結婚をしたので、主婦とかママ友の中で何かをするとか。今はOLさんとか外で働く女性を演じることが多いんですが、次は主婦も演じてみたいなと思います。

――『痛快TV スカッとジャパン』の中で気になるキャラクターやコーナーがあれば教えて下さい。

「胸キュンスカッと」にいつもキュンキュンさせていただいています。これまで全然キュンとすることがなかったので、スタジオの方もいつも仰っていますがキュンとさせていただく事がありがたくて(笑)。でも最近は夫にキュンとしています(笑)。

――小林さんにとって『痛快TV スカッとジャパン』はどんな存在ですか?

私にとって『痛快TV スカッとジャパン』は挑戦の番組だったんです。演技をすることも初めてでしたし、嫌なぶりっ子をすることで周りからどう思われるだろうというふうに不安に思うこともあったのですが、それ以上に番組のファンが全国にものすごく多くて、そういう方々から街で声をかけられる事がよくあるんです。道を歩いていても小さいお子さんが「あ!ぶりっ子だ」と言ってくれたり、公園とかで小学生が私を見て「あー!」と言ってくれたりします。

この番組に出る前はそういうことがなかったので、小さいお子さんに声をかけてもらえることはすごく嬉しくて。『痛快TV スカッとジャパン』は私の中では財産です。そういう声をかけてくださる方の前では全力でぶりっ子をするとすごく喜んでくれます(笑)。

――旦那さんの反応はいかがですか?

去年の8月に特集を組んでいただいたのですが、夫は私と出会う前に『スカッとジャパン』を見たことがなかったので、その8月の特集をみて衝撃を受けたようでした。内田美樹ちゃんを見る前に結婚してよかったなと思いました(笑)。今回、家でもぶりっ子の練習をしていたら「すごいね」「そんな感じなの?」と興味深そうにみていました。