<加藤達也(プロデュース)コメント>
本作のタイトル『LOVED ONE』とは、法医学の現場で遺体を表す言葉の一つとして使われています。それは単なる遺体ではなく、誰かに愛され、かけがえのない存在であり、確かに日常を生きていた一人の人間であったことも意味しています。
法医学のドラマを考え始めたとき、取材をさせていただいた実際の法医学者の方から、この言葉を教えていただきました。「LOVED ONE」という言葉との出会いこそが、本作のすべての着想の原点となりました。
そして、遺体に残された痕跡から死の真相を解き明かしていく中で浮かび上がるのは、事件の真実だけではありません。その人を取り巻く人間関係や思い、残された人々の人生、さらには故人が本当はどのように生きたかったのかという願いです。
死を扱う作品ではありますが、このドラマを通して、私たちが普段見過ごしてしまっている何気ない日々や、ともすれば単調に感じてしまう日常が、実は愛(いと)おしく、かけがえのないものであることを再確認していただけたらと思っています。
また、本作が今を生きるみなさまの背中をそっと押すような作品になることを願いながら、ディーン・フジオカさん、瀧内公美さんをはじめとする素晴らしいキャストのみなさま、そしてスタッフ一同、精いっぱい制作に励んでまいります。ぜひ、ご覧いただければ幸いです。
