<瀧内公美 コメント>

――出演が決まったときは、どう思いましたか?

初めてご一緒する座組の中に参加させていただけることを、とてもうれしく思っています。今回いただいた桐生麻帆という役は、これまであまり演じたことのないタイプのキャラクターで、自分にとって大きな挑戦です。そのような機会を託していただけたことを、光栄に感じています。

監督やプロデューサー、共演者の方々とも初めましてのご縁になりますので緊張はありますが、それ以上に、みなさんとともに作品を作り上げていけることへの期待で胸が高鳴っています。撮影の日々を大切に重ねていけることを、今から楽しみにしています。

――台本を読んだ印象は?

とても“余白”のある脚本だと感じました。脚本家のみなさまが紡がれた世界観の中で、登場人物一人ひとりに確かな信念が宿っている。その在り方がとても美しいと感じています。

また、私が演じる麻帆にも明確な信念があり、彼女がどの立場で、何を背負い、何を伝える存在なのかが丁寧に描かれていました。1話完結で見やすさもありながら、「この先どうなるのだろう」と引き込まれる強い求心力があり、次はどんな事件が起き、チームがどう解き明かしていくのか、ミステリードラマとしての面白さも存分に味わえる作品だと思います。

――瀧内さん演じる、桐生麻帆について教えてください。

麻帆は猪突猛進で、不器用だけどまっすぐな女性です。厚生労働省の官僚という立場からすると、一見お堅い人物に見えるかもしれませんが、法医学の知識がないままMEJのセンター長に就任し、専門家である法医学者たちの中へ飛び込んでいきます。

新しい制度を導入することで周囲を振り回しているように見えて、実は一番振り回されているのが麻帆かもしれません(笑)。視聴者のみなさまにとって、思わず応援したくなる存在になれたらうれしいです。

――ディーン・フジオカさんとは、初共演になります。

非常に多才な方だと思っています。さまざまな顔をお持ちな印象がありましたので、実際はどんな方なのだろうと思っていました。お会いすると、とても柔らかくやさしい笑顔が印象的な方でした。包み込んでくださるような温かさがある一方で、少し天然なかわいらしさもお持ちで(笑)。そのギャップも魅力的だと感じました。

これから撮影が始まりますが、ディーンさんご本人と、水沢真澄という理知的なキャラクターがどのように重なり、どんなふうに立ち上がっていくのか、とても楽しみにしています。そして、チーム一丸となって事件を解決していく作品ですので、ほどよい緊張感を大切にしながら、風通しの良いチームワークを築いていけたらと思っています。

――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。

麻帆は、厚生労働省の官僚として歩んできた人生から一転、MEJのセンター長に抜てきされます。右も左も分からないなかで専門家たちに囲まれ、ときには厳しい言葉を受け、プライドを折られながらも、必死に食らいついていきます。

そうした経験を経て、仲間とともに事件を解決し、ご遺体の死因究明に向き合うなか、少しずつ成長していく物語でもあります。

制度や理屈だけでは「遺族者の心」は救えない現実と向き合いながら、人として何ができるのかを問い続ける作品です。チームMEJを最後まで見守っていただけたらうれしいです。