すでに放送されている第4話まで、1シーンずつしか登場していない伊澤。安藤(緒形直人)の後輩ということは明かされていますが、一体彼に何が…?

草川さんは、台本に書かれていることが少ない伊澤をどのように受け止めて、演じているのかを聞きました。

──演じている伊澤は、どのような人物と捉えていますか?

すごく正義感が強く、実直に物事を捉えながらまっすぐ生きている人物なのかなと認識しています。

『東京P.D. 警視庁広報2係』より

──役作りとして事前に準備したことや監督からリクエストされたことがあれば聞かせてください。

伊澤は捜査一課の刑事なので、捜査員としての生活がどういうものかは自分なりに調べました。

あとは、出演部分は多くないものの、一瞬のセリフや間(ま)だけで「こんな人物だろうな」ということが想像できていて。そのイメージは、あまり深く擦り合わせをせずとも監督と通じ合っていたと思えましたし、スムーズに答え合わせができた感じです。

草川拓弥 役を演じる際に大切にしていることは「カメラの前で“その人”でいること」

──ここまで毎話1シーンの出演で、想像力で役を膨らませなければならない部分も多かったのではないでしょうか。

だからこそ逆に自由にできた部分もあるのかなと思います。

──想像力を使って役を膨らませるのは、得意ですか?

得意かどうかは置いておいて、それが「役を生きる」ということだと思いますし、好きで、楽しいです。役を背負っている期間はいい意味ですごく疲れますが(笑)。でも、カメラの前でちゃんと“その人”でいることは自分が大切にしていることですし、常にそうありたいと思っています。

──自分で考えてきたものを最初に提示するときは、ドキドキしませんか?

しますね(笑)。人間なので、解釈の違いはあるでしょうし、どの現場でもその瞬間は緊張と不安があります。

──伊澤のビジュアル面で提案したことはありますか?

日常を描くシーンも少しありますが、刑事ものなので、作品に寄り添ったイメージで髪型もピチッと分けたスタイルにしていただいています。

ただ、別の作品の撮影も入っていて、朝一に『東京P.D.』の撮影をして、そのあとに別の現場へ行くということもあり、メイクさんにご苦労をおかけしました。

『東京P.D. 警視庁広報2係』より

──撮影はどのような雰囲気で進行していますか?

ゴールデン帯のドラマへの出演は久しぶりで、しかも刑事ドラマだったので、身の引き締まる思いで現場に入りました。緊張もしていましたが、現場は明るく和やかで、すごく居心地が良くて。いい雰囲気ですね。

あとは、個人的にうれしかったことがあって。僕が昔出演した作品にも参加されていたスタッフさんと再会したんです。どの作品でも思いますが、共演したことのあるキャストさんやご一緒したことあるスタッフさんが現場にいると、すごく心強いですよね。

自身のなかで作ってきた役を提示する際は「不安と緊張がある」としつつ、「役を生きることが好きで、楽しい」とも語った草川さん。

共演者の皆さんと撮影の合間にどんなことをしているかを聞くと、笑いながらあるエピソードを聞かせてくれました。