ドラマ『地獄は善意で出来ている』の取材会が10月16日に行われ、草川拓弥さん、高野洸さん、細田善彦さんが出席しました。

カンテレ×FODドラマ『地獄は善意で出来ている』(カンテレ・フジテレビ)は、過去の過ちにより世間から厳しい目が向けられ、不遇の日々を送る前科者たちが、人生のやり直しをかけた“更生プログラム"の中で、残酷な罠に巻き込まれ、それぞれの葛藤や後悔が複雑に絡み合う、手に汗握るヒューマンサスペンス。

草川さんは複雑な過去と前科を持つ主人公・高村樹、高野さんは大学時代にお金ほしさにドラックパーティを開いて逮捕された経験を持つ小森琥太郎、細田さんは更生プログラムをコーディネートし、進行していく謎の男・カトウを演じます。

左から)高野洸、草川拓弥、細田善彦

草川拓弥&高野洸&細田善彦が「更生したいこと」は?

さっそく、撮影のなかで難しさ、大変さを感じていることを聞かれた草川さんは「樹を“ただの難しい人間”だとは思ってほしくなくて、それを表現する声のトーンなどが難しい」とコメント。高野さんは「難しく感じていることはあまりないです。でも、蚊が多い(笑)。退治するのが大変です」と現場の苦労を。細田さんは「カトウはプログラムを進行していく役割なのですが、みんなからイジられる雰囲気があって(笑)。その親しみやすさは大切にしたいと思いながら演じています」と語りました。

撮影現場の雰囲気を聞かれると、草川さんが「(プログラムの参加者役の6人は)すごく和気あいあいと、仲良く撮影しています」とにっこり。この言葉に細田さんが「僕はあんまり仲良くしてくれてない…(笑)」と、いじけたようにツッコミを入れ、草川さんが「そういうことじゃないです(笑)」と慌てて訂正する、という心を許しているからこそのやり取りで取材陣を笑わせる場面も。

本作はロケが多いそうで、細田さんは「先日のロケで、飛行機に乗ったときになる耳詰まりのような状況になったんです。それをみんなが心配してくれて」と、共演者の皆さんとの仲良しエピソードを披露。

草川さんも「撮影中、みんな『あれがいいですよ』『これがいいですよ』っていろいろおすすめしてましたよね(笑)」と、明かしました。

ドラマの内容にちなみ、「更生したいことは?」という質問には、3人とも頭を抱えます。熟考した草川さんが「嫌いな食べ物と聞かれると、しいたけと答えているのですが、それはちょっと克服したいなと思っています」と回答。

続けて「ほかのキノコは大好きなのに、あいつ(しいたけ)だけはクセが強い。でも、しいたけの出汁をとったいろいろな料理があるので、(しいたけを克服したら)食の楽しさが広がりそうだなと」と、その理由を語ります。

この回答中も悩んでいた高野さんと細田さんに対し、草川さんは「僕がものすごく(回答の)ハードルを下げましたよ(笑)」とニヤリ。すると高野さんが「家の換気扇がちゃんと汚くて。定期的に掃除ができるようになりたい。月に1回くらいやったほうがいいんですよね」と答えました。

続く細田さんは、「お米が高騰したときに、値段とかたくさん見比べて、パックご飯を買い始めたんです。そうしたらパックご飯の魅力にハマってしまって」と、今はとにかくパックご飯から抜け出せないそうで、「本当は炊いて食べたい」と言います。

さらに「僕、料理をするのですが、お米がこびりついた炊飯器を洗うのが一番苦手で。でも、パックご飯はそれないからいいのよ!」と熱弁。細田さんの語りに草川さんも高野さんも大笑いしていました。

いよいよ始まる、ドラマ『地獄は善意で出来ている』。第1話のお気に入りシーンを聞かれ草川さんが悩んでいると、細田さんが「草、食べるところじゃない?」とパス。草川さんは「樹は、草を見て食べられるか、食べられないかが知識としてわかっていて、食べるシーンがあるのですが…生の味がしました(笑)」とコメント。

興味津々な細田さんからの「あれは実際、何を食べてるの?」という質問に、草川さんは「白菜です(笑)。でも白菜だとは全然思わないようにできてます!」と裏話を。最後には「オリジナルでこういう作品ができることが、僕はすごくうれしいです、続きが気になると思いますし、純粋に面白い作品ですので、たくさんの方に届いてほしいです」と、力強くアピールしました。