2026年2月25日に新曲『名残り桜』をリリースするAKB48。
センターを務める19期生・伊藤百花(いとう ももか)さんと、18期生・八木愛月(やぎ あづき)さん、19期生・川村結衣(かわむら ゆい)さんにインタビューしました。

伊藤百花 初センターは「想像していなかった恐怖が来たけど、今は前向きに進む気持ち」

2024年3月に19期研究生としてお披露目された伊藤百花さんは、翌年4月にリリースされた65thシングル『まさかのConfession』で初選抜入り。次世代エースとして期待され、去年12月に開催された武道館コンサートで正規メンバーに昇格すると、今シングル『名残り桜』ではセンターに大抜てきされました。

センター発表の際には、「私たちAKB48はもっともっと上を目指しています!」と大きな瞳を潤ませながら、これからのグループを率いていく覚悟と決意を語っていました。

――伊藤さんは今回、センターに大抜てきされましたが、最初にセンターだと言われた時はどうでしたか?

伊藤:ずっと私は「センターになりたい」と口にしていたのですが、実際に聞いた時は、センターになりたいと思っていた時の自分が想像していなかった恐怖が来てしまいました。まずは怖くて、ファンの方が喜んでくれるだろうか、自分に務まるのかなといったネガティブな気持ちがすごく大きかったです。

ファンの方に発表される時が一番怖くて、ずっとその日は朝から泣いていましたが、発表された時にファンの皆さんが拍手や声をあげてくださって、すごく安心しました。MV撮影でも、先輩方が「ももちゃんらしくやっていたら大丈夫だよ」と言ってくださって。

不安がないわけではないのですが、考えるより行動派な人間なので、ちょっとでも自分がAKB48に還元できることがあればいいなと思って、今は前向きに進む気持ちです。

伊藤百花

――「センターになりたい」と口にされていたんですね。

伊藤:最初は口に出せなかったですが、ある日、劇場の壁に飾られていた写真の裏に、見られないと思っていたので「センターになりたい」と書いたら、いつの間にか公開されていて(笑)。知らない間に「センターになりたい」と口に出したことになっていましたが、そこから「なりたい」と言うようになりました。

やっぱり自分が見ていた頃のAKB48のセンターは、前田敦子さんや大島優子さんなど、ギラギラ輝いている太陽みたいな存在だったので、自分もそうなりたいという夢みたいなものは漠然とありました。

――センターとして、どんな風にグループを引っ張っていきたいですか?

伊藤:私はSNSでいろんな方に注目していただける機会が多くて、嬉しいです。
先日の握手会でも、「どうやって握手をするのか分からないけれど、SNSで見て気になったので来てみました」といった方がいらっしゃったり、AKB48を全く知らなかった方、他のアイドルのファンの方がAKB48の現場に初めて来てくださったりと、本当にSNSの力をすごく実感しています。

ありがたいことに話題にしていただくことが多いので、その力を使って、AKB48の沼にはまっていただける方を増やせるように、自分が入り口になれたらいいなと思います。

川村結衣さんは、伊藤さんと同じく2024年3月に19期研究生としてお披露目。
去年12月に開催された武道館コンサートで正規メンバーに昇格すると、今シングルで初めての選抜入りを果たしました。

川村結衣

――川村さんは今シングルで初選抜ですが、選ばれた時はどうでしたか?

川村:私はずっと加入当初から選抜に入りたいという気持ちを持って活動してきましたが、今まで自分に対する自信のなさから、選抜に入りたいと口に出して言ったことがありませんでした。

なので、選抜発表の際に、武道館の大きなスクリーンに自分が映し出されて、名前が呼ばれるなんて想像もしていなかったことだったので、まずは本当に驚きました。

そして、ファンの皆さんだったり、同期もたくさん喜んでくれたので、改めて頑張ろうという気持ちにもなりましたし、センターが同期の伊藤百花ちゃんなので、一緒に活動できることが本当に嬉しいです。

――カップリングに収録されている19期生昇格記念曲ではセンターを務められますが、今シングルの活動期間の意気込みを教えてください。

川村:私は自分から前へ出ることが苦手で、一歩引いて見てしまうタイプなのですが、このシングル期間は初選抜ということを全く感じさせないように振る舞って、気後れしないように活動していきたいなと思っています。

『名残り桜』もそうですし、19期生曲も全力で、失敗を恐れずにぶつかっていきたいです。

八木愛月さんは、2023年4月に18期研究生としてお披露目。65thシングル「まさかのConfession」(2025年)ではセンターに抜てきされ、AKB48の長い歴史の中でも初となる“研究生センター”が話題となりました。
そのシングルのリリース日である2025年4月2日に正規メンバーに昇格すると、今シングルではフロントポジションとしてセンターの伊藤さんを支えています。

――八木さんは「まさかのConfession」で当時、研究生ながらセンターを務められましたが、振り返ってみていかがでしたか?

八木:私も発表された時は本当に不安でしたし、研究生がセンターをやることはAKB48としても、世間的にもどうなのかなと自分を追い詰めていました。

でも、ももちゃん(伊藤百花)も言っていましたが、MV撮影で気持ちがちょっと変わるんです。先輩方から肩をトントンしてもらったり、「緊張しないで」と言葉を掛けてもらったりして支えてもらい、やるしかないという気持ちに変わって、すごく楽になりました。

先輩方や同期、後輩と仲間がいて自分一人ではないですし、そこがAKB48の良いところだと思うので、不安ももちろんあると思うけれど、ももちゃんも何かあったら頼ってほしいです。今のAKB48にしか出せない色が絶対あると思うので、その色を私たちが全力で出して、たくさんの方に「今のAKB48がいい」と思ってもらえるような21年目にしたいなと思っています。

八木愛月

――センター経験者から伊藤さんにアドバイスはありますか?


八木:楽しくやってほしい!ずっと言っていますが、ももちゃんは“いるだけで華”なんです!「AKB48に入ってくれてありがとう」という感じの存在なので、とにかく笑顔で楽しんでもらえたらいいなと思います。

私もセンターを務めさせていただいた65枚目シングル期間の最後の方はすごく楽しくて、終わるのが悲しい気持ちだったので、ももちゃんにもその気持ちを味わってほしいです。

伊藤:私も自分が楽しんで、その楽しんでいる姿を見てくださる皆さんが感じ取って、一緒に楽しくなってくださるようなシングルにしたいです。
不安もありますが、あづちゃん(八木愛月)を見習いたいと思います!

八木:ももちゃんが楽しんでくれたら、本当に私も笑顔!だから笑っていてほしいです。


――川村さんと伊藤さんは同じ19期生で、八木さんは18期生ということで、一緒に活動する期間も増えてきたと思いますが、八木さんは先輩として心境の変化はありますか?

八木:後輩と結構喋るようになりました。
私はあまり自分から先輩に話しかけることができないタイプで、後輩ちゃんにもどう接したらいいんだろうと最初は迷っていました。

ただ、みんな本当にかわいくて、人懐っこいですし、優しいコばかり。いつでもちょっかいをかけて欲しいし、不安なことなどは相談に乗ったり、何でも聞けるような先輩になりたいと思いました。私も先輩方に相談をして救われた時期があったので、自分もできたらいいなと思います。

4月には3日~5日の3日間、国立代々木競技場第一体育館で『AKB48春コンサート2026』の開催が控えている皆さん。センターを経験されたり、大きな舞台に立つ中で、プレッシャーや不安を感じた時の乗り越え方を伺いました。

さらに、今シングルで卒業を発表しているAKB48グループの3代目総監督・向井地美音さんへの思いも語ってくれました。