<並木彩華×松本麗世「ネイバーズだより」④>

左から)並木彩華、松本麗世

松本:お互い、『仮面ライダーシリーズに出演していたので、なんとなく知ってはいたんです。実際に会ってみたら、同い年なのにすごく大人っぽくて、落ち着いてるなって。かすみみたいに、お姉さんみたいな存在です。

並木:私も、実際に会ってみたら、会話は途切れないし、同い年だから自然とリラックスできて、本当にやさしくてかわいい子だなって思ってました。一度会ってみたいなって、ずっと思ってたから、『横浜ネイバーズ』で台本を読んだときに「ここで会えるの?」って、すごくびっくりしたね。

松本:初めて会ったときの会話は、もちろん『仮面ライダー』だったね(笑)。

並木:そうそう。「ライダーシリーズに出演してたよね?」みたいな感じで、お話のきっかけになりました(笑)。共通のスタッフさんや知り合いの方がいっぱいいたので、会話のネタには尽きなかったよね。 

左から)涼花(松本麗世)、かすみ(並木彩華)

並木:やっぱり同い年だから、笑いのツボも似てる気がする。撮影の休憩時間に、猫のゆるふわ動画を一緒に見て「かわいい〜!」って、キャッキャしてて。かわいいと思うものは、一緒かも。

松本:好きなアニメが一緒だったり、アニメをけっこう見ているところも似ているよね。それに、2人とも高校3年生で受験の時期なので「最近、何の勉強してる?」みたいな学校の話でも盛り上がれて。そういうところも含めて、すごく似ているなって。

並木:似ていないところって、ある?

松本:似ていないところ?何も浮かばない…。

並木:本当に、似ているんです(笑)!

松本:必需品は、間食用のお菓子ですね。アメちゃんとかラムネとか、ちょっと小腹を満たせるもの。あと、シーンごとに自分にご褒美をあげたいタイプなので、撮り終わったあとに食べられるご褒美用として、グミみたいなお菓子は必ず持ち歩いてます。
並木:すごい辛いグミ持ってるんですよ(笑)。びっくりしちゃって。「辛いグミって何?」って。

松本:朝早い日が続いたり、学校もあったりすると、どうしてもウトウトしちゃうときもありますよね。そういうときに辛いグミがめっちゃいいんです。目が一気に覚めるんです。

並木:辛いグミをすすめられたんですけど…断りました(笑)。

松本:めっちゃ食べてほしかった〜(笑)。

並木:私はルーティンで、ラジオ体操をしてから現場に来てます。以前、寒さで体が固まって声が出なくなることが結構あったので、最近は早朝のときほどラジオ体操をします。体がほぐれて、表情も柔らかくなる気がするんです!

松本:撮影の前と後に音楽を聴く時間は、私にとって欠かせないルーティンですね。撮影前に聴くと、その日の流れを考えながら心を整えて現場に入れますし、撮影後に聴く音楽は、役から自分を切り離してくれます。音楽は幅広くて、その日のテンションに合わせて選んでます!

松本:私は、かすみとの対比をはっきり見せたいなと思い、演じています。かすみは、お姉ちゃんみたいな存在で、涼花はどちらかというと妹っぽい。つらいときも、それを隠して笑っているような女の子だなって感じていて。だから、とにかく明るくいつでも笑っている子を表現したくて、身振り手振りをつけてみたり、話し方を明るくしてみたり、常に笑顔を意識しています。

並木:私は、役作りでいつも意識しているのが、不安をできるだけ取り除くことなんです。だから、撮影に入る前に、実際に横浜駅に行って、自分の目で見たりしました。あとは原作も全部買って、全部読みました。小説の中で「かすみは、横浜駅近くのビブレで買ったスニーカーを履いている」とあったので、実際にビブレに行ってみました。また、YouTubeでトー横界隈のニュースも本当にたくさん見て、少しでも不安を減らせるようにすることを大事にしていました。

松本:涼花は、すごくウブな女の子なんですけど、かすみとの出会いをきっかけに、どんなふうに成長して、どんな経験を重ね、どんな人生を歩んでいくのかが、この物語の中にぎゅっと詰まっています。そこを楽しみに、見ていただけたらうれしいなって思います。

並木:かすみは、意外と何を考えているのかわからないというか、根っこの部分が見えにくい子。見ている方もきっと「どんな子なんだろう?」って思う役だと思います。でも、ヨコ西キッズだからといって、自分とはかけ離れた存在だと思う必要はなくて、実は私たちと重なるところがたくさんあると思っています。ぜひ、そういう共感できる部分を見つけながら、身近な存在として見てもらえたらうれしいです。

松本:この作品は、人とのつながりや関わり方、そしてその中で生まれる人生観がたくさん描かれている作品だと思っています。登場人物も多いので、それぞれの生き方や価値観を感じながら見ていただいて、少しでも自分の考えを広げるきっかけになったり、誰かの支えになるような作品になったら、うれしいです。ぜひ、じっくり見ていただけたらなと思います。

並木:私がこの作品を読んで感じたのは、「何が悪で、何が正義なのか」を強く問いかけてくる作品だな、ということでした。正解や不正解って、人の数だけあると思います。少し視点を変えたり、別の角度から見てみることで「これって、本当はどうなんだろう?」と考えられることもあります。何が正しくて、何がダメなのかを考えるきっかけになる作品になってくれたら、うれしいなと思います。