カンニング竹山さんが、フジテレビ主催の新たなお笑い賞レース!?「KOST」に挑みました。
1月6日(金)放送の『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ)は、俳優の中村ゆりさん、お笑い芸人・カンニング竹山さんが出演。
進行は、アリタ哲平(メインキャスター)、キャスターの小澤陽子(フジテレビアナウンサー)が務め、全力解説員として、出口保行先生、吉川美代子先生が登場しました。
カンニング竹山 的外れな!?ツッコミで「KOST」エントリー
今回は、日本が歴史的円安に直面していることから、円安に歯止めをかける効果的な対策を徹底討論することに。
竹山さんは、新年1回目の放送で、久しぶりの出演(2021年11月12日以来)ということもあり、いつにも増して警戒心強め。
冒頭から、全方位にツッコむぞとばかりに、ダラダラと続く!?オープニング、街頭インタビュー、収録中に寝てしまった中村さんなどに大声で噛みつきました。
そんななか、キャスターアリタが、突然、ピーーーーーーーーーッ!と、ホイッスルを響かせました。
キャスターアリタ:はい、以上でございます。
竹山:何?以上って。
キャスターアリタ:この時間をもって締め切らせていただきます。
竹山:何を?
キャスターアリタ:エントリーを(と、ニッコリ)。今年、新年一発目にフジテレビが大々的にやっているイベントなんですけれども。
竹山:エントリー??
キャスターアリタ:「KOST」っていう。
竹山:知らないよ!何?「KOST」って。
キャスターアリタ:竹山さん、知らずに頑張っていたってこと?それ、すごいなぁ!
小澤:「KOST」は、正式名称「キングオブそうじゃないツッコミ」です。
小澤アナは、「KOST」は、指摘してほしいところとは違う場所、タイミング、言葉でツッコんでいる人の一番を決める、フジテレビ主催のお笑い賞レースであることを説明。
竹山さんは、知らない間に自分がエントリーされていたことを知り、愕然として天を仰ぎました。
小澤:その場のツッコミで、いかに“求められていないワード”を言うかが、勝利のカギを握ります。
キャスターアリタ:はい。もう「M-1」に続く大きな大会ですので、フジテレビ全体でやっています。
竹山:芸人、つぶす気なんですか?
キャスターアリタ:いやいや。竹山さんが、その道のプロと(お聞きしたので)…。
竹山:違いますよ!“そうじゃないツッコミ”なんて、しようと思ってしてないですよ!自分では、正解だと思ってやってんだけど!
こうして、竹山さんは不本意ながら「KOST」にエントリー。今回の収録で飛び出した“そうじゃないツッコミ”の中から、最終エントリー作品を決めることになりました。
ガチ勘違いで最高難度の“そうじゃないツッコミ”炸裂
KOST審議会から、ヒコロヒーさんが登場し、今回の収録で見せた「そうじゃないツッコミ」候補作品を次々と紹介すると…。
竹山:胸くそ悪いよ!こっちだって、一生懸命やってんのに。みんなで責めてさ。
キャスターアリタ:(こちらは、竹山さんが自ら)エントリーして参加されていると思っているから。だから、『今日も、“そうじゃないこと”ばっか言ってんなぁ~』と思って。
スタジオ:(大笑い)
ヒコロヒーさんから痛いところをつかれ続けて、うんざり気味の竹山さん。それでも、「申し訳ないと思ってる」という理由から、最終エントリー作品に「スタッフ含めて みんなボンクラだぞ!」を選びました。それは…。
竹山さんが噛みつきまくっていた、収録開始から12分ころのこと。ボードを使ってキャスターアリタが、円安円高の説明をしていると――。
キャスターアリタ:例えば、1ドルが100円とした場合、90円の方が円的には安いですよね。だから、90円の方が円安かと思いきや…。
竹山:それ違いますよ!アリタさん。円高と円安が逆になってますよ。
キャスターアリタ:あの…。
竹山:いや、違うの、違うの!これ、スタッフ含めてみんなボンクラだぞ!
というやりとりが。このシーン、ボードを使って円安と円高のことをわかりやすく説明していただけなのに、竹山さんはガチで勘違い!
KOST審議会のヒコロヒーさんから、「本当はまったくボケていなかったので、絶対にツッコんでほしくなかったんです」と、バッサリ斬られてしまいました。
赤っ恥をかいた竹山さんは「ただのミスだわ!」「不信感で『ボケてる』って思ったんだわ!」と釈明すると、キャスターアリタ&小澤アナはこらえきれず大笑い。
ヒコロヒー:(容赦なく続けて)正しいことを、わかりやすくボードにして言っていただけなのに、「スタッフ含めてボンクラだ!」とまで言われてしまい…。
スタジオ:(爆笑)
竹山:ボードが出てきたから、ボードでいろいろボケてくるかと思ったわけ!聞いてたら、真逆のパターンかと思ったから(ツッコんだけど)。よく考えたら…正しいこと言ってたわ!
ということで、この作品が、ヒコロヒーさんから「素晴らしいST(そうじゃないツッコミ)」と高評価を受けたのでした。
決勝ステージは天敵・河本準一と対談でイライラMAX
そして、キャスターアリタの呼びかけで、「KOST2023 第一次予選」の審査会場と中継が。
司会の堤礼実フジテレビアナウンサーから、審査員である、お笑い界を代表するツッコミ名人3人が紹介されました。
登場したのは、くりぃむしちゅー・上田晋也(ガリベンズ矢野)さん、千鳥・ノブ(河口こうへい)さん、蛍原徹(古賀シュウ)さん。
上位3人が決勝ステージに進出できますが、ライバルとなる3作品も、優秀作ばかり。
長谷川雅紀(錦鯉)さんのエントリー作品(2022年5月13日放送)は、演劇の魅力を紹介するなか、次第に話が脱線していったときに飛び出した“そうじゃない”一言。
岸博幸:私もいろんな演劇観ましたけれど、「ライオンキング」すごかったですよね。でも、ライオンは今、個体数がどんどん減っていて。過去20年間で半分になっちゃったんです。
本来は、ここで「演劇の話、関係なくなってるよ!」「演劇の話をしてもらえますか」などとツッコめばよかったところを…。
長谷川:いや、半分っていうのはウソだろ!
と、衝撃の発言。勘の悪さ!?が露呈してしまいました。これには、VTRを見た竹山さんも「これはわかる」「これはエントリーだ」と共感。
ほかにも、おいでやす小田さんのエントリー作品(2021年4月9日放送)、出川哲朗さんのエントリー作品(2021年10月1日放送)も、意図を汲(く)み取れないツッコミで高得点。
そして、気になる竹山さんの点数は…。
ほかを大きく引き離してぶっちぎりの1位に。見事、決勝進出!
決勝進出が決定しても、うれしそうではない竹山さん。息つく間もなく「KOST決勝ステージ そうじゃない対談」が待っていました。
対談相手は、KOST公式委員の河本準一(次長課長)さん。竹山さんは「こいつはダメだよ!」「なんで俺のとき毎回くるの?」と、“天敵”の登場に声を荒らげました。
「KOST2023 決勝戦」の対談テーマは「地球温暖化対策の未来」。
対談が始まるも、竹山さんは“天敵”を前に「俺のSTを狙ってきてるだろ?」と、どうしても警戒してしまいます。それでも…。
河本:例えば、今地球の人口は80億人といわれていますけど、個人個人でできる温暖化対策というのは、どういうことを考えていらっしゃいますか?
竹山:だから、みんなで考えることが必要なのよ。一人ひとりが…。
河本:どういうことですか?一人ひとりというのは?固有名詞、出してください。誰なんですか!?
竹山:もーっ、40憶人くらいいるぞ!出したら。
河本:よ…40億人?
竹山:固有名詞出したら、40億人くらいいるだろ!全世界で。(指を折って数えながら)田中さん、鈴木さん、阿部さん、竹山さん、武田さん、有田さん、笹野さん、佐々木さん、鈴木さん……もうやだ!
キャスターアリタ:なぜ、40億人だったのでしょうか?
竹山:(興奮して)だから、世界中がそうなるでしょうよ!
河本:(気まずそうに)80億人のとこ…。
キャスターアリタ:ヒャハハハハ。
竹山:40億人じゃなかった?世界って。
河本:80億人なんですが。
竹山:じゃあ、80億だよ!
河本:80億人となると?
竹山:キムさん、キンさん、ミックさん、マイクさん…。
ヒコロヒー:(笑い出す)
竹山:あぁ゛ー!ペロスさん、ドラさん、アンドレラさん、アントニオさん、リンさん、ガンさん、キンさん、竹山さん!
河本:キンさん、2回目です!
キャスターアリタ:(大笑い)
竹山:あ~クソ!2回目か!80億、並べられないでしょ!
河本:いきましょう(と、うながす)!
竹山:早い、またか!
河本:早い、またか!?
と、ここで河本さんが旗を挙げてST認定!
河本さんは、KOST公式委員として「そこにまた戻るのか」「長いわ」「いいかげんにしろ」等々のツッコミが適当であったと認定理由を説明。
さらにこのあと、竹山さんが決勝戦の“結果”に対して放ったツッコミ、収録が終わった際の一言に対しても、河本さんから指摘があり…。
竹山さんは「あ゛ーーーーっ」と吠えるしかなく、スタジオに笑い声が響きました。
次回、1月13日(金)の『全力!脱力タイムズ』は、ゲストコメンテーターとして、佐々木久美(日向坂46)さん、小籔千豊さんが登場します。
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