ジャンルを問わず、その年に圧倒的な活躍を見せた人々を讃えるアワード『GQ MEN OF THE YEAR』。

開催から20周年のアニバーサリーイヤーとなる2025年の受賞者にアイナ・ジ・エンドさん、小田凱人さん、小島秀夫さん、timelesz、高橋文哉さん、藤本壮介さん、吉沢亮さん、RIP SLYMEが決定し、12月2日に都内で行われた『GQ MEN OF THE YEAR 2025/20th Anniversary』フォトコールに出席しました。

小田凱人 史上最年少での生涯ゴールデンスラムに「光栄です」

ベスト・アスリート賞受賞の小田凱人さんは、全米オープン車いすテニス男子シングルスで優勝し、4大大会を制覇。昨年、パラリンピックの優勝を合わせた“生涯ゴールデンスラム”を史上最年少の19歳3ヵ月で達成しました。

現在の心境を問われた小田さんは「昨年はNEXTのジャンルで選んでいただき、今年はアスリート部門の賞を受賞させていただいたこと、夢見たステージだったので光栄に思っています」と感激。

小田凱人

2025年の活躍について、「満足できる1年になりました。目標としていたところまでたどり着けた自覚はありますが、まだまだ上にあがれるんじゃないかと思った1年でした」と振り返りました。

ベスト・クリエイターを受賞したのは、ゲームクリエイターの小島秀夫さん。小島さんが手がけた『DEATH STRANDING』は、ゲームの概念を超えた新しいエンタメとしてゲーム界に革命を起こしました。

受賞の心境を問われた小島さんは「ちょっとビックリしています」と緊張をのぞかせ、「ゲーム業界に入って約40年になるんですけど、ゲーム作りというクリエイティブが評価されたのかなと非常に喜んでおります」と挨拶。

小島秀夫

2025年はどのような年だったかと聞かれると、「今年、新作が発売されてワールドツアーやプロモーションで世界を飛び回りました。地球を6周するくらい飛行機に乗って大変だったのですが、充実感のある年になったと思います」と話しました。

ベスト・アーキテクト賞を受賞した建築家の藤本壮介さんは、大阪・関西万博の会場デザインプロデュースを担当し、特に大屋根リングは万博を象徴する今年最大のシンボルとなりました。

受賞について藤本さんは「1年間、かなりバタバタで走り抜けてきたので、こういう形で締めくくることができて本当にありがたい」と感謝し、「開幕前はなかなか厳しい言葉もいただきながらやっていましたけど、最終的には皆さんに喜んでいただけて盛り上がったのでホッとしています。充実した1年でした」と回想。

藤本壮介

「一番、幸せを感じた瞬間は?」の声には、「万博の最終日、現地にいたのですが、いろんな方から『ありがとう』と言葉をかけていただいて、これは僕一人の力ではなく、大勢の方に盛り上げていただいてできたものなので、僕も皆さんに『ありがとう』と伝えることができたのが印象的でした」と感慨深げな表情を浮かべました。