<ナインティナイン コメント>
――今年の『THE MANZAI』は、いかがでしたか?
岡村:いやもう、今年もやっぱり面白かったです。
矢部:目の前で、生の漫才を見ることができて、幸せでした。
――特に印象に残ったのは?
岡村:まずはやっぱり、ザ・ぼんちさんですよね。80年代の『THE MANZAI』に出てたザ・ぼんちさんが、令和7年の『THE MANZAI』にも出ているという。しかも、その漫才を、たけしさんが見ているっていうね。小学校のころに夢中で見ていた僕たちからしたら、まるで夢のようで。
矢部:さっき、スタッフから聞いたんですけど、ザ・ぼんちさんもツービートさんも、『THE MANZAI』の第1回(1980年4月1日放送)に出演されていたらしくて。いわば、みなさん漫才ブームの立役者ですからね。僕らとか、僕らより少し上の世代の方々にとっては、めちゃめちゃ貴重な映像になると思うので、ぜひ見ていただきたいですね。
岡村:そうですね。そして来年はぜひ、(西川)のりお・(上方)よしおさんにも出ていただきたいなと(笑)。
矢部:僕は、本当に全組面白かったんですけど、特によかったのはチュートリアルかな。 徳井(義実)さんの、あのとぼけた顔がたまらなくて…。
岡村:わかるわ~。
矢部:(笑)。なんかこう、いろいろ紆余曲折を経ながら、ちゃんと漫才コンビとして復活して、面白い漫才をやっている姿を見せてもらったなっていう感じがして。素晴らしかったですね。
岡村:僕は、かまいたちも面白かったです。途中から、濱家(隆一)が山内(健司)にキレ始めるじゃないですか。あのあたりから、もう目が離せなくなるっていうか。
矢部:不思議なのは、ずっと聞いてると、山内が言ってることの方が正論に思えてくる瞬間があるんですよね(笑)。で、そこから濱家が巻き返していくという。
岡村:あと、詳しいことはあんまり話せないんですけど、オンエアでどんなふうに編集されているかちょっと心配なのが、ナイツ。ディレクターさんが頭抱えてましたからね(笑)。でも、ナイツはナイツで「やれるだけのことはやったので、好きなところを使ってください」みたいなスタンスなのが、また素晴らしいなと。
矢部:僕らとしては、全編オンエアしてほしいんですけども、実際のオンエアを見たら、えらいスマートな漫才になってるかもしれませんね(笑)。
岡村:それもあり得るし、『THE MANZAI』史上初めて、漫才中に“ピー”っていう音が入るかもしれへんし(笑)。視聴者のみなさんも、ぜひ注目していただけたらと思います。
