<谷原七音 コメント>

――出演が決まったときは、どう思いましたか?

最初にタイトルを聞いたときは、広報2係という言葉がすごく印象に残りました。警視庁の広報課をメインに描くドラマは珍しいと思いますし、自分でもどんなドラマになるのかまったく想像がつかないタイトルだったので、台本を読むのも実際に演じるのも、とてもワクワクした気持ちでいっぱいになりました。

――台本を読んだ印象は?

今のこの時代、そしてこの社会に対する強いメッセージを感じました。ぜひドラマを通して、みなさんにも自分なりに感じていただきたいと思いますが、この情報とSNSがあふれた社会で、一体何が真実なのか、その情報は本当に正しいのか、正義はときに正義ではなくなっているのではないか、僕たち一人ひとりが深く考えさせられる作品になっていると思います。

――谷原さん演じる、玉田宏樹について教えてください。

今回、僕が演じさせていただく玉田宏樹は、この広報というものを特別には考えてはいない人間かもしれません。不真面目なわけではなく、居心地も人付き合いも幸せに感じているけれど、生活や趣味が自分にとっては、大切なもので仕事を通して何かを伝えたいとまでは思えていないかもしれません。

実際、こういったことは現実世界でもあると思いますが、話が進むにつれて、福士さん演じる今泉の姿をみてその思いがどう変化していくのか、とても楽しみです。

――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。

僕自身、初めて警察官を演じるということで、台本を読む前は正直不安な気持ちがありましたが、実際に台本を読んでみると深く真っ直ぐに考えさせられる面白い内容で、今は不安よりもみなさんにも早くこの世界に触れてほしいという気持ちでいっぱいです。

今だからこそ、今しか描けない社会派ドラマになっていると思いますので、ぜひ放送を楽しみにしていてください!