<中尾明慶 コメント>
今回、この作品をやるにあたって脚本を書かれた石田真裕子さんにお会いし、お話をさせていただきました。俳優も、脚本家も、明日仕事がなくなるかもしれない不安で通ずるところもあり、この作品も石田さんのリアルな思いであふれていて、感情移入ができました。
ストーリーも笑って泣けて純粋に面白く、人間味あふれた拓哉を演じたいと素直に思いました。
脚本家として芽が出なかった拓哉は、誰にも認められなかったり、失敗する怖さみたいなものが常に根っこにはあって、でも過去に大きな失敗をしたからこそ、そのおそれを経験した人間にしか出せないやさしさを、大切に演じるよう心がけました。
克実さんと僕。ヤング感やフレッシュさはないかもしれませんが…(笑)、でも、拓哉の言葉を借りて、思いを本作にしっかりぶつけました。ぜひ、ご覧ください。
