<第1話あらすじ>
傷害罪で2年間服役し、罪こそ償ったものの、出所後は職を転々。まともな社会生活を送れずにいる高村樹(草川拓弥)は、ある日、カトウ(細田善彦)という謎の男に声をかけられ、元受刑者特別支援プログラムに招待される。
聞けば、このプログラムに合格すると、金銭や人脈など社会復帰に必要なものを何でも支援してもらえるという。人生逆転のチャンス到来と胸を躍らせ集まったのは、資産家の息子で元薬物犯の小森琥太郎(高野洸)、美人局の常習犯だった一ノ瀬夢愛(井頭愛海)、一流商社で横領を働いた立花理子(渡邉美穂)、元闇バイトの指示役・堂上翔太(吉田健悟)、顧客から金を盗んだ元ジムトレーナーの富樫統晴(佐伯大地)、と樹の6人。
彼らは、専用の施設で1ヵ月間の共同生活を送ることに。自己紹介を済ませ、早速、社会性や協調性、倫理性を判断するための作業やセッションをこなしていくメンバーたち。自らの罪を激しく悔いている統晴を筆頭に、彼らは協力し合っているかのように見えたが、それでも樹は決して誰にも心を開こうとはせず、一方で、そんな樹を疎ましく思っている人物も…。
するとその矢先、用意されていたわずかばかりの食材が、なぜか減っていることがわかる。この中の誰かが盗んだに違いない――。一同は窃盗の前科がある翔太に疑いの目を向けるが、樹はある人物の言動が気になっていて…。