「西武池袋本店」デパ地下の、売上番付が明らかになりました。

8月3日(水)放送の『林修のニッポンドリル  西武&東武!池袋2大デパ地下番付SP』では、日本最大級の品揃えを誇る「西武池袋本店」のデパ地下の売上番付を、デパ地下マニアの美川憲一さん&藤あや子さんが調査しました。

<池袋東武デパ地下売上番付!洋菓子部門1位は一口サイズの人気商品>

「和菓子部門」の1位は、老舗和菓子店の人気商品

まずは、全国のおいしい和菓子店が37店舗集まった「和菓子部門」の売上ランキングを発表!

売上上位10品には、著名人が愛する地方の銘菓や外国人人気も高い伝統和菓子、老舗の超ロングセラー商品などが並びました。

【西武池袋本店 デパ地下売上番付『和菓子部門』】
第1位 とらや「小形羊羹 5本入」
第2位 小倉山荘「をぐら山春秋」
第3位 満月「阿闍梨餅」
第4位 たねや「どらやき」
第5位 旬果瞬菓 共楽堂「ひとつぶのマスカット」
第6位 黒船「黒船どらやき」
第7位 福砂屋「フクサヤキューブ」
第8位 鎌倉豊島屋「鳩サブレー」
第9位 麻布かりんと「麻布かりんと」
第10位 鎌倉五郎本店「鎌倉半月」

5位の「旬果瞬菓 共楽堂」の「ひとつぶのマスカット」は、夏限定商品(6月~10月)。

一房8000円以上するブドウの女王「マスカット・オブ・アレキサンドリア」を最大限堪能できる和菓子を求めて、ブドウを包むお餅の厚さは1mm以下に。アレキサンドリアの果汁と香りが弾ける食感を実現しています。

4位は、1872年に滋賀県で創業した「たねや」の「どらやき」。

粒あんと白あんの2種類を展開していますが、白あんは高級品である「白小豆(あずき)」を贅沢に使用した上品な味わいが独特で、実食した藤さんは「どっちかというと小豆に近い!」と驚いていました。

3位は、1856年創業の京都の老舗で、芸能人にもファンが多い「満月」の「阿闍梨餅」。

モチモチの皮の製造工程は門外不出なのですが、買ってから日が経ち皮が少し固くなってしまったときは、水に溶いた天ぷら粉などを軽くまぶして揚げると、おいしくいただけるそうです。

2位は、1989年創業の京都の和菓子店「小倉山荘」の「をぐら山春秋」。

ザラメ、サラダ、甘醤油などの香ばしい8つのおかきがひと口サイズになっていて、食べ比べできるのが人気です。

1位は、室町時代創業の和菓子界のトップブランド「とらや」の「小形羊羹」。

5種類の味のラインナップのなかでも、代表的な「夜の梅」。実は、梅は入っておらず、「エリモショウズ」という十勝産の小豆を使用しています。

羊羹の断面に見える小豆の粒を、夜の闇に咲く梅の花に見立て、その名前がつけられました。

名前の由来を聞いた藤さんと美川さんは、「ステキなネーミングです」「夜のうめ(梅)ぇよ!」と絶賛しました。

「洋菓子部門」の1位は、遊び心あふれるデザインが人気

シーズンごとに新店舗がオープンし、現在は43店舗が展開する「洋菓子部門」の売上上位10品には、王道系からSNS映えするかわいいスイーツ、手土産にぴったりの焼き菓子などが並びました。

【西武池袋本店 デパ地下売上番付『洋菓子部門』】
第1位 TOKYOチューリップローズ「チューリップローズ」
第2位 エシレ・パティスリー オ ブール「フィナンシェ・エシレ」
第3位 サブレミシェル「ヴォヤージュサブレ」
第4位 新宿高野「フルーツロワイヤル」
第5位 ねんりん家「マウントバーム しっかり芽」

5位は「ねんりん家」の「マウントバーム しっかり芽」です。他店ではなかなか見ない、山型の形とサクサク食感の秘密は、通常タイプの5倍量のバター。

バターを増やして濃厚な生地にすると、焼き上げているときに生地が滴(したた)って自然とデコボコな形になり、食感もサクサクになるのだそう。

4位には、高級フルーツの老舗「新宿高野」の「フルーツロワイヤル」がランクイン。

昨年1年間で、3万7200個も売れたそうで、季節ごとに産地を厳選したフルーツが9種類もトッピングされています。

3位は、2021年に西武池袋本店に都内1号店をオープンした「サブレミシェル」の「ヴォヤージュサブレ」。

世界各国をデザインした缶の中に、観光名所などの形をしたサブレが入っています。

5種類以上の味のサブレは、北海道産発酵バターとフランス産ロレーヌの岩塩を使って、甘さの中にほんのり塩気を感じる大人の味に仕上がっています。

2位は、フランスの高級発酵バター専門店「エシレ」が展開する洋菓子店「エシレ・パティスリー オ ブール」の「フィナンシェ・エシレ」。

フランス中西部のエシレ村だけで作られる高級バター「エシレバター」をふんだんに使用している、バターの香りの高い商品です。

1位は、「TOKYOチューリップローズ」の「チューリップローズ」。

人気の秘密は、遊び心あふれるデザイン。

チューリップをかたどったラングドシャクッキーの中に、ショコラクリームでバラの花をデザインしているのですが、クリームを美しく重ねるのは相当な技術が必要です。

そこで、ひと絞りできれいなバラを作ることができるオリジナル口金を作ったといいます。

バラ作りに挑戦した藤さんは、「うわ〜鳥肌立った!感動!」と、美しいできばえに大喜びの様子でした。