その後、なぜ足や腕が降ってきたのかと荒波に問われた興玉は「ファフロツキーズ現象」だと説明する。空から魚やカエルなどが降ってくるこの現象は世界各地でたびたび目撃されているというが、真鍋の足が常見のマンションに落ちてきたのは偶然なのか…。
小夢と荒波は腑に落ちないが、興玉に「それ以外に説明ができます?」と言われ、反論できない。
内閣官房国家安全担当審議官・直毘吉道(柿澤勇人)は、全決の局長・宇喜之民生(小日向文世)に極秘の情報を伝える。2ヵ月前、ヒルコを名乗る人物が、常見に「新しい神になりませんか」というメールを送っていたのだ。それを聞き、宇喜之は顔色を変える。
真鍋(神保悟志)が常見(山口紗弥加)を解雇した本当の理由
捜査により、4年前に真鍋らの会見が行われた後、スパイ企業が常見を拉致しようとしていたことが発覚。真鍋が常見を解雇したのは、常見を守るためだったのではないか。そう話す興玉に、常見は涙を流しながらも「自分の力で真鍋先生から直接答えを聞く」と毅然と話した。
研究室に戻った常見の元に、1件のメッセージが届く。そこには真鍋の名前で「タイムホールは実証された」「2032年11月3日、我々は再会する」と書かれていた。常見は、涙が止まらなくなり…。
片桐が突然苦しみ出したことについて小夢は興玉に尋ねるが、いつものようにはぐらかされてしまう。
その時、部屋にハウスメイドが入ってくる。小夢が豊玉について尋ねると、彼女は「この家を担当しているのは自分だけ」と答えた。
不審に思った小夢が以前の事件を調べ直すと、全ての現場の防犯カメラに豊玉が映っていた。「彼女がヒルコです」と断言する小夢。
その頃、豊玉のそばでは新たな事件が発生していた。
その場には宇喜之の姿も。「あまり派手に動かないでください。そろそろ気づかれますよ」と指摘する宇喜之に対し、豊玉は「いよいよ対決か…全領域異常解決室と」と返すのだった。