坂口健太郎さんと杏さんがW主演を務める、月9ドラマ『競争の番人』第1話に、山本耕史さんが出演します。

本作は、現在放送中の月9ドラマ『元彼の遺言状』の原作者であり、第19回「このミステリーがすごい!」大賞で大賞を受賞した作家・新川帆立さんが、「小説現代」(講談社)で連載し、5月9日(月)に発売された待望の最新刊「競争の番人」(講談社)が原作。

<新川帆立インタビュー「まさか!」2期連続で月9に作品が起用され驚き>

坂口さん演じる、天才で理屈っぽくひねくれ者の小勝負勉(こしょうぶ・つとむ)と、杏さん演じる、実直で感情のままに行動する元刑事の白熊楓(しろくま・かえで)が、公正取引委員会・第六審査、通称“ダイロク”の職員として、独占禁止法に関わる違反行為を取り締まり、経済活動における自由で公正な競争の場を守るために目を光らせる「競争の番人」として、談合やカルテルなど不正を働く企業の隠された事実をあぶり出していきます。

誰もが一度は聞いたことがあるものの、その実態についてはあまり知られていない行政機関・公正取引委員会を舞台とした “凸凹バディのエンタメ・ミステリー”です。

<坂口健太郎&杏がW主演!7月の月9は『競争の番人』>

『ひとつ屋根の下2』以来、25年ぶりの月9出演

山本さんが演じるのは、ホテルや飲食店、レジャー施設など手広く事業を展開する地域の有力者・天沢雲海(あまさわ・うんかい)。

小勝負(坂口)らは、雲海が経営する「ホテル天沢」をはじめとした複数のホテルでウエディング費用の価格カルテルが行われているという疑いについて突き止めるため、調査を始めます。

しかし、そのカルテルの中心人物と思われる雲海は、この地域随一の権力者。公取委の調査など手慣れたもので、小勝負や白熊(杏)が不正を暴くためにさまざまな手法で雲海を追い詰めようとするも、雲海はするりと調査の網から逃げてしまいます。

山本さんの月9枠への出演は、『ひとつ屋根の下2』(1997年)以来、実に25年ぶりとなります。

第1話は、さまざまな人物の思惑が絡み合う波乱の展開

「ホテル天沢」をはじめとしたウエディング費用のカルテル問題は、雲海だけではなく、さまざまな人物の思惑が絡み合って進んでいきます。

小勝負と白熊らは、「ホテル天沢」の社長・雲海(山本)、「クラシカルホテル」社長の安藤正夫(勝矢)、「温泉郷 絆」の社長・政岡一郎(春海四方)が、ウエディング費用の値段を合わせる密談を行っている現場を突き止めるべく調査を始めます。

「ホテル天沢」に、結婚間近のカップルだと称して潜入調査をする小勝負と白熊。ブライダル部門長の碓井健司(赤ペン瀧川)の案内のもと、ウエディングの料金プランを調べます。

そこで小勝負は、ホテル長の長澤俊哉(濱津隆之)と碓井が雲海と怪しげに話している現場を目撃します。

そんな中、クラシカルホテルの社長・安藤が何者かに路上で刺される事件が発生。さらには、雲海も刃物を持った男に襲われるなど、一筋縄ではいかない調査に、小勝負と白熊は悪戦苦闘。

また、カルテル問題とは別に、「ホテル天沢」が、ホテルに花を納品している生花店に対して下請けいじめをしているという新たな疑惑が。

小勝負と白熊は、石田正樹(武田航平)と七瀬(野村麻純)が経営する「フラワーショップ石田」で話を聞くと、「ホテル天沢」と生花店との衝撃の関係が発覚し…。

『競争の番人』第1話は、7月11日(月)スタート!毎週月曜21時より、フジテレビで放送されます。

<山本耕史 コメント>

――『ひとつ屋根の下2』以来、25年ぶりの月9出演となります。

当時は、渋谷の“渋スタ”と呼ばれるスタジオで撮っていて、そこでフジテレビさんのドラマをガンガン撮っていたことを思い出します。

あのころは、こじんまりとしたところで職人さんのようなスタッフのみなさんとドラマを撮っていたという感覚が、今も残っていますね。

――今回、山本さんが演じる天沢雲海はどんな役どころですか?

最初に台本を読んだときの印象は、なんとなく時代劇でいう悪代官のような、表ではいい顔をしているような印象を受けましたが、よくよく台本を読んでいくと、雲海が果たして悪い人なのか?そういう疑問もありました。

今回は“公取委に敵対する人物”、“立ちはだかる壁”として雲海が描かれていますが、あからさまに敵として演じる部分とそうじゃない部分のバランスは、監督と話し合いましたね。

雲海に追い詰められている人もいれば、救われている人もいるんです。

――坂口健太郎さん、杏さんの印象は?

坂口くんとは、以前、共演したことがありますが、今回がっつりと絡んで、彼の面白い部分をたくさん見させてもらいました。

僕はテストでやったことと違うことを本番でやってみたりしちゃうんです(笑)。それを、坂口くんも杏さんも面白がってくれて。裏を返せば楽しめる余裕というか、ゆとりがあるんだなという印象です。

杏さんは、今まで共演はなく、もの静かなのかなという印象で、背も高くてスラッとしていて、強いオーラを持ってる方ですが、話してみると意外とふんわりとしていて、柔らかで、会話をしていても、独特な言い回しを挟んだり、面白い方だなと思いました。

――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。

刑事でもない検察でもない、検事でも弁護士でもない、公正取引委員会は、企業の不正などにどこまで踏み込める職業なのか。

よく聞くけど、具体的にはわかっていない公正取引委員会をドラマとして描くということは、まったく新しい作品が生まれるということなので、見ていて勉強にもなるだろうし、面白い作品だと思います。

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