アイドル時代を経て、2児の母でタレントとして活躍中の菊地亜美さんが、2025年11月29日(土)と30日(日)の2日間、東京・表参道で「MAMARIAL fes.2025」を開催。
菊地さんが子育てで実際に愛用している商品のサンプリングや、トークショーなど盛りだくさんな内容を入場無料で体験できます。

そんなイベントをプロデュースしている菊地さんに、めざましmediaがインタビュー!
8月に行われた「TOKYO IDOL FESTIVAL 2025」(以下:TIF)に、菊地さんがかつて在籍していた「アイドリング!!!」が1日限定で復活。話題を呼んだライブについて聞くと、“ダンスを1日で忘れる”や“夜中家で踊ってた”など裏話をたっぷりと明かしてくれました。

アイドリング時代は別人?11年ぶりにアイドル復活で苦戦

菊地さんが所属していた『アイドリング!!!』は、2006年に放送開始した番組発のアイドルグループで、6回のメンバー追加と卒業を経て、2015年に活動を終了。
そして2025年、TIF立ち上げ当初からホストグループを務めてきたアイドリング!!!が、記念すべき15周年を迎えるTIFのステージで1日限りの限定復活ライブを開催。めざましmediaも密着取材したライブについて振り返ってもらいました。

――リハーサルの時に、ダンスの振り付けや紙を見ながら練習されていましたが、35歳になって久しぶりのアイドルはいかがでしたか?

大変でした!24歳で卒業してるんで、やっぱり24歳の時と全然違うわって思って。
24歳までのアイドリング!!!時代も濃かったんですけど、卒業してから今までが別の意味で濃すぎて別の人みたいなイメージなんですよね。
アイドリング!!!の自分って「よくあんなに踊れたな」って思うくらい、別の人っていう感じだったから、練習用で昔の映像とかを見てたんですけど、「昔の自分頑張ってて偉いな」って思ったりするくらい本当に、振り付けや歌詞とか思い出すのだけでも大変でしたね。

――振り付けを思い出すのに苦労されたんですね?

当時は30分で新しい振り付けを覚えてとか結構言われてて、それで覚えたりできてたのに、今では1日空くと忘れちゃうみたいな感じでした。なので、本当に当日までどうしよう、どうしようって感じで、メンバーに本当に助けられましたね。めちゃくちゃ教えてもらいました。

――現役時代とママになってからのアイドルで違ったところはどこですか?

まず、あんなに動くことないですから、そもそも!
多少、遊び場でトランポリンとかはしますけど、あんなに歌って踊ってってないから。多分、ここ数年で一番動きましたね(笑)何もかもが違いましたね。
衣装もあんなに露出した服は着てないので、二の腕とか足とか肩とか出して大丈夫かなと思ってました。実は、衣装のスタイリストさんに、一人一人に合った衣装にしたいからって言われて「NG項目とか言ってね」みたいな、例えば、腕出したくないとかお腹出したくないとかは、そういうのは別に強制じゃないから、自分のこと言ってくださいってなって私はすごいNGいっぱい出したんです。
でも実際に着てみたら、なんかアイドルが長いスカートって変だなと個人的に思って。長いスカートでダンスしてって個人的にしっくりこなくて、急きょスカートの前部分だけミニスカートにして、足はあんまり出したくなかったので、後ろは長くなってるデザインにしてもらいました。当時ではあんまり考えてなかった、衣装への意識とかも変わりましたね。

ダンスは子どもたちが寝た後 家で踊って覚えた

アイドル卒業後、2018年2月に、一般男性と結婚した菊地さん。その後は、2020年8月に第1子となる女の子、2025年3月には第2子となる女の子を出産し、現在はママタレントとしても活躍の場を広げています。

――2人の子育てをしながらの“1日アイドル”ということで、振り付けはどの時間で覚えられたんですか?

本当に1日経ったら忘れちゃってて、どうしようって感じだったんですけど。でも紙でポジション書いてるところ写真撮って、それを移動中にちょっと見たりとか、子どもが寝た後に動画見て、夜中家で1人で踊ってみるみたいな感じでしたね。
本当に少しの合間合間で覚えて、練習でみんなで会った時にガッツリ教えてもらうって感じでしたね。

――密着の時に、弱音などをはかずに懸命に練習されてた姿が印象的でしたが、ご家族とかにも、弱音とかは吐かずにやられたんですか?

夫には「本当にやばい」ってずっと言ってたんですよ。「もう明日なのに完璧じゃないし、もうやばいんだけど!」みたいなことをずっと言ってました。
家でダンスの復習は絶対ほかの人よりできないと思ったんで、メンバーと会った時のリハでガッツリ、フリを入れなきゃ。会った時にやんなきゃ!っていう不安とか焦りは当日のステージまでありました。

――不安や焦りの中、実際にステージに立ってみてどうでしたか?

当時の先生に、大人になってから怒られることってあんまないじゃないですか!?アイドルを卒業したのが24歳で、メンバーの中で結構大人の方だったんで、あんまり怒られることってなかったんですよ。でも今回集まった時に「リハでちゃんと踊んないと、本番踊れないから」って言われて すっごい小学生ぐらいの時に戻った気分で「怖い!」と思って、「そりゃそうだよな、頑張らなきゃ!」って思って全力で踊ってたんですけど多分昔と違うから、先生が「なんで全力で踊んないの?」って言うんですよ。全力で踊ってるのに(笑)
これはちゃんとしなきゃと思って当日ステージ出たら、懐かしいファンの人とか見たり、声援とかやっぱり懐かしくて、ステージに立ったら舞い上がっちゃって!
ステージに出たら練習よりも笑顔になったり、もっとダイナミックになったりみたいな事はあるあるだったんですけど、その現象になって、もう1発目から息切れしちゃって歌えなくなっちゃって(笑)リハでもガッツリやってたはずなのに、多分声量とかが大きくなってたんでしょうね。歌えなくなっちゃって、この調子では持たないと思って。2曲目からほかのメンバーに歌を任せようと思って、ほぼ歌ってなかったです(笑)
最後の曲で倒れるほうが迷惑かけると思って自分の歌以外の全員で歌うところとかは、ほぼ歌ってなかったです。

直前まで、不安や緊張に押しつぶされそうになりながらも、“1日アイドル”としてステージに立った菊地さん。
そんな菊地さんですが、5年後に再びアイドルになるかも!?
「今度は、“オバドリング”でやりたいなと思ってます。」と今後についても話してくれました。