4月9日(木)22時より、フジテレビでは石原さとみ主演『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(初回15分拡大)の放送がスタートする。

本作は、日本の連ドラ初となる病院薬剤師が主人公の新・医療ドラマ。石原演じる葵(あおい)みどりが、患者の“当たり前の毎日”を取り戻すために奮闘する姿を描いていく。

すでに石原のほか、西野七瀬、清原翔、真矢ミキ、田中圭など、豪華キャストが発表され、撮影も順調に進んでいる本作。このたび、第1話ゲストとして、安藤美優、永瀬莉子、飯田基祐、西原亜希の出演が決定。

さらに、臼田あさ美、六角慎司の準レギュラー出演、穂志もえかのレギュラー出演者も決定した。

1話ゲストの安藤と永瀬はオーディションで選出された注目株!

安藤は、6歳で子役デビューし、『水球ヤンキース』や『隣の家族は青く見える』(ともにフジテレビ系)など話題作に多数出演。今年はすでに映画「約束のネバーランド」への出演も決まっている、若手注目女優の1人。

一方、永瀬は雑誌『Seventeen』(集英社)のモデルを務めるティーン世代の人気者。『ストロベリーナイト・サーガ』やオトナの土ドラ『それぞれの断崖』(ともにフジテレビ系)にも出演を果たし、着々と女優の階段を上り始めている。

そんな2人が演じるのは、ともに1型糖尿病で入院している入院患者・渡辺奈央(わたなべ・なお/安藤)と、森本優花(もりもと・ゆうか/永瀬)。

1型糖尿病は、小児の発症が多い糖尿病で、生涯にわたって毎日インスリン注射を打たなければ血糖値が上昇してしまう。そのため、奈央と優花はみどりにインスリン注射の打ち方を教えてもらい、自分で注射を打っている。

この奈央役と優花役は、およそ260人によるオーディションで選ばれた。プロデューサーの野田悠介は「彼女たちなら、奈央と優花という見た目も年齢も性格も違う2人の関係性を表現していただける」と彼女たちの選考理由を述べる。

また、第1話には、西原演じる、切迫早産の疑いで入院している患者、矢島詩織(やじま・しおり)や、飯田演じる、萬津総合病院の産婦人科医・林雅樹(はやし・まさき)も登場。

詩織は妊娠33週目で、切迫早産の疑いで入院中の患者。その詩織の担当医が産婦人科医の林だ。ある日みどりが詩織のカルテに目を通し、処方されている薬に疑問を持つ。みどりは詩織への処方箋について、林に疑義照会(処方箋を出した医師への問い合わせ)をするも、林は「そのくらいのこと、そっちで直しておいて」と薬剤師を軽視したかのような態度でみどりを困らせる。

みどりは林のことを“薬剤師の意見は聞き入れてくれない先生”と見限っているが、これが、事態を悪化させることに…。

準レギュラー&新たなレギュラー出演者はみどりとどう関わっていくのか?

そして、準レギュラーとして出演するのは、臼田、六角。萬津総合病院救急センターの医師・豊中瑠衣(とよなか・るい/臼田)は、薬剤部・副部長の瀬野章吾(せの・しょうご/田中圭)のことは名前を覚えているが、みどりのことは名前すら認識していない。

一刻を争う救急センターで処置中、いつものように瑠衣が投与する薬について薬剤師の瀬野らに指示していると、逆にみどりから投与する薬について提案があり、一瞬ためらうも処置を続行する。

六角が演じるのは、萬津総合病院の小児科医・久保山竜也(くぼやま・たつや)。子どもが嫌いな薬をどのように飲ませるのかも薬剤部の仕事だが、久保山のもとには、親から「(子どもの薬を)もう少し飲みやすい薬に変えてもらえないか」という相談も多く、薬剤部が小児科に訪れる親子と久保山との架け橋になることも。

薬剤部と密接な関係である小児科医・久保山という重要なポジションを、名バイプレイヤーの六角がどのように表現するのか注目だ。

また、新たにレギュラー出演が決定した穂志もえかは、入院患者・簑島心春(みのしま・こはる)を演じる。心春は無機質な病院という空間でもおしゃれに気をつかう20歳の女性。

病院薬剤師のみどりらの主な仕事の一つに、入院患者が正しく薬を飲んでいるかどうか確認して回るという業務があるが、心春の薬の服薬指導もその一つ。心春は自分の体調についてなど、みどりに気さくに話し、一見親密な間柄だが、今後みどりら薬剤部チームとどのようにかかわり、物語が展開していくのか…。

<安藤美優コメント>

今回台本をいただいて初めて、病院薬剤師さんの仕事を知りました。今までなにげなく薬をもらっていましたが、患者さん1人1人に寄り添い、考え、親身になって話してくれる薬剤師さんに改めて気づく事ができました。

私が演じる奈央は、私と同じ13歳ということで自分とリンクするところもありました。奈央は自分の気持ちを素直に伝えることが苦手ですが、葵さんや優花ちゃんの優しさに触れることで、日々成長していきます。

奈央の成長や葵さんを通じて変化していく奈央の気持ちを、視聴者の皆さまにお届けできたらうれしいです。

<永瀬莉子コメント>

私が演じた森本優花は、生きるためにインスリン注射と長期に渡り、向き合う役でした。毎日お薬と向き合うことで揺れ動く心の葛藤など、とても苦しく大変なシーンもありましたが、葵みどり役の石原さとみさんの包みこむような素晴らしい演技に支えていただき、演じきることができました。

私は患者として出演しますが、薬剤師さんはお薬を処方するだけでなく患者さんの気持ちにも寄り添ってくださるとても大きな存在だと実感しました。今回、第1話ゲストとして出演することができ、とてもうれしいです。

視聴者の皆さんの心に残る演技ができるよう、監督をはじめキャストの皆さん、スタッフの方々のお力を借りて全力で頑張ります!

<西原亜希コメント>

普段知られることがない、薬剤師の方々のあらゆる側面や思いが台本1ページ1ページに刻まれていたのを感じ、驚きとともに、胸が熱くなり、作品の大切な思いを真っ直ぐ伝えられるようにと心掛けて演じました。

このドラマを見れば、薬剤師の方々から受け取る調剤薬が温かく感じられるのではないかと思います。“ただの薬ではない”、私自身そう思えたことが一番の変化であると感じています。

<飯田基祐コメント>

私の母の実家が薬局を経営しておりまして、祖父や叔父、叔母も薬剤師でした。祖父の名前は金左衛門。金左衛門さん、あなたの孫は、病院薬剤師が主役の初めてのドラマに出演しますよ。

作品を通じて、薬剤師さんの仕事の大変さ、責任の重さを感じています。でもね、残念ながら私は薬剤師と対立する医者の役です。仕事にはそれぞれ立場ってもんがあって行き違いが生じてね。決して薬剤師さんを憎んでるわけじゃないから、恨んで枕元に立たないでね。お楽しみに!

<臼田あさ美コメント>

知っているようで知らなかった薬剤師さんという切り口で、また新たな医療ドラマが始まると思いワクワクしました。台本を読んで、初めて口にする言葉がたくさんあり、最初は戸惑うこともありましたが、救急センターの医師や看護師役の皆さん、エキストラの皆さんとリハーサルを重ねて、信頼関係を築いています。救急センターの緊張感と臨場感が伝わるように頑張ります。

このドラマを見ると、生活の中で何気なくお世話になっている薬剤師さんの見え方が変わるかもしれません。たくさんの方に楽しんでいただけると幸いです。

<六角慎司コメント>

どの角度から見ても、“頼り無い男”で定評のある私ですが、普段は小学校低学年生の娘たちの父親でもあります。小児科医をやらせていただきますが、自分の持つそのあたりの現実味で、作品にも何かしらの貢献ができますよう、願っております。どうかよろしくお願い致します。

<穂志もえかコメント>

今まであまり知ることのできなかった、薬剤師さんの視点で物語が進んでいくのがとても興味深く、初めて台本を読んだ際もどんどん引き込まれていきました。私が演じる心春は、大病を抱えていても暗くふさぎ込んでいる人ばかりではない、ということを体現するキャラクターです。

苦しみや葛藤も内包しつつ、それでもさまざまなことを諦めず、前を向いて生きていく姿をお見せできたらと思います。ステキな共演者の方々とお芝居できること、本当にワクワクしています!