3月17日、「映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ」の完成披露試写会舞台挨拶が行われ、花江夏樹さん、飯田里穂さん、ミキ(昴生、亜生)、ダイアン(ユースケ、津田篤宏)、木下麦監督が登壇しました。
この作品は、TVアニメ「オッドタクシー」(テレビ東京)の劇場版。TVシリーズを再構築しつつ、最終回のその後も描かれる、キャラクターたちのかわいいビジュアルでみせる本格的なミステリー・サスペンス。
ダイアン・津田篤宏のコメントに登壇者総ツッコミ「内容うすっ︕」
“変わり者の41歳タクシードライバーの⼩⼾川”を演じた花江さんは「『なぜ僕なのか︖』と思ったけれど過去を知るうちに納得。⾃分の中でスッと腑に落ちる部分がありました。アフレコも楽しかった」とコメント。
謎多き看護師・⽩川を演じた飯⽥さんは「序盤は⿊幕ではないかと思うくらいミステリアスな⼥性でしたが、そこから物語を追う中で⼈間味も⽣まれていった」と語りました。
続いて、TVアニメでの声優経験について聞かれたミキとダイアン。
亜⽣さんが、「僕はディズニー作品(ライオン・キング)で声優経験済︕」と胸を張ると、ユースケさんと津⽥さんも「俺たちもアニメ『ブラック・ジャック』に出ています」としたり顔。
昴⽣さんのみ今回が声優初挑戦ということがわかり、亜⽣さんから「お兄ちゃん1⼈だけや︕」と⾔い放たれ、仲間外れにされるという⼀幕も。
そんな昴⽣さんは放送時の周囲の反響について「芸⼈仲間から『すごく⾯⽩い︕』と麒麟の川島さんとか⼤絶賛。かなり反響がありました」と。
続けて、「僕は2⽇しか関わっていないのにも関わらず『あざっす︕』と⾔っておきました」と得意顔に語るも、亜⽣さんから「アフレコではNGばかり。監督からひと⾔ずつダメ出しを受けて、最後は『何が違うねん︕』と⾔っていましたよ」と、まさかの暴露。
⼤慌てで否定する昴⽣さんをよそに飯⽥さんは「こわーい︕」と反応し、⽊下監督も「『違うねん︕』じゃなくて『わからん︕』でしたね」と返し、笑いを誘いました。
⼀⽅、ダイアンの2⼈が演じたのは、関⻄から上京したものの、いまいち売れないお笑いコンビのホモサピエンス。
ユースケさんは「芸⼈役ということで僕の地が出てもダメ。監督とは喧嘩になりましたね。『どんなプランニングですか︖』と意⾒のぶつかり合いがありました」と回想。
それに対して津⽥さんは「え︖監督の⾔われたままやっていたやん︕しかも『プランニング』って今⽇ずっと⾔ってるし︕昨⽇覚えたん︕︖」と絶叫。
その津⽥さんもアフレコの感想を聞かれると「楽しませてもらったというか…楽しかったです」と中⾝ゼロ!?の返答し、登壇者全員から即座に「内容うすっ︕」と総ツッコミを受けていました。
作品概要
偏屈で無口な変わり者・小戸川(花江夏樹)。
個人タクシーの運転手として街を流しながらも、なるべく他人と関わらないように、平凡な日々を過ごしていた。
ところが、ある日、思い掛けず、 「練馬区女子高生失踪事件」に巻き込まれてしまう。
さらに、小戸川の周囲からは、「一人暮らしの部屋から話し声が聞こえた」など、不穏な証言も。
事件は、億を超える巨額の金、目的不明の半グレ集団、売り出し中のアイドル、カリスマ化されていく大学生など、様々な事物が絡み、 収拾不可能なほど混沌としていく。
それでも、ある計画の実行をきっかけに、事態は一気に収束。一連の出来事は、多くの悲しみや不条理をはらみながら、いったんの結末を見た。……かに思われた。
事件後、かかわっていた人々が、口々に証言する。
見えていた出来事の裏の裏。本当はそこで、何が起きていたのか…を。
それらを繋ぎ合わせることで浮かび上がってくる、事件の新たな輪郭。
一人のタクシードライバーが体験した、“人生を一変させるような出来事”がカタチを変え、未来へと続く運命の歯車が再び揺さぶられていく。
「映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ」は4月1日(金)より、全国公開。
©P.I.C.S / 映画小戸川交通パートナーズ
配給:アスミック・エース