神戸で暮らす最愛の母を襲った大震災…絶望の淵(ふち)から救ってくれた恩人
浅野ゆう子さんは、今から30年前、1995年に人生最大の絶望を経験。心の支えである大切な母が、阪神・淡路大震災で被災したのです。
前日まで、母は東京に遊びに来ていたのですが、仕事の都合で神戸へ帰ることに。「あのとき、どうして帰しちゃったんだろう…」と今も後悔が残るという浅野さんは、当時を振り返り、絶望の中にありながらも、ある人物の決死の行動によって“一筋の光”を見出すことができたと語ります。
30年のときを経て、その恩人にどうしてもお礼を言いたいという浅野さん。恩人との再会は果たせるのでしょうか。
さらに、浅野さんにとってのもうひとりの恩人を紹介。今から半世紀前、まだ幼かった浅野さんは、母子家庭で母親が多忙を極めていたため、しばしば隣人の中川さんのお宅に預けられていたといいます。
とても親切で愛情深かった中川家の人たち。映画館にも連れて行ってくれて、そのときに見たアラン・ドロンの映画『さらば友よ』が俳優の道を志すきっかけのひとつになったといいます。中川家の方々と会わなくなってからはや57年…恩人である中川さんとの対面やいかに。
