7月21日放送の『ネプリーグ2時間SP★俳優vsアスリートvsキャスター三つ巴決戦』に登場した、“ウンチク”や“豆知識”をおさらいします。

難読漢字を読んだり書いたりするクイズでは、出題された「セリフ」について林修先生が解説しました。

「セリフ」は「台詞」と書くことが多いですが、「白」という文字も「セリフ」と読むことができます。「白」は漢文で「申す」と読み、「告げて」「言う」という意味の「告白」などの熟語でも使われています。

ほかに「セリフ」は、「科白」と書くことも。「俳優の振る舞い」を表す「科」と、「発する言葉」を表す「白」が合わさった熟語で、こちらは特に俳優のセリフに限定して使うことが多いのだそうです。

また別の問題に出題された「御節(おせち)」の由来は、季節の節目に当たる「節(せち)の日」だと考えられています。

「節の日」はもともと年に5回あり、その日に神様に捧げていた食事を「御節供(おせちく)」と呼んでいたのですが、やがて「く」の読みが落ち、最も大切なお正月の料理が「御節」と呼ばれるようになったのだそうです(諸説あり)。

平等院鳳凰堂の屋根の上の鳳凰像が描かれた身近なものは?

10円玉に描かれた建造物の写真を選ぶ問題では、地理担当の村瀬哲史先生が平等院鳳凰堂について紹介しました。

平等院鳳凰堂の屋根の上に飾られている鳳凰像は、実は福沢諭吉が描かれている1万円札でも見ることができるといいます。

平成16年から発行されていた1万円札の裏には鳳凰像が描かれていますが、このモデルとなったのは平等院鳳凰堂の屋根の鳳凰像。

現在日本で流通している6種類の貨幣(1円、5円、10円、50円、100円、500円)と4種類の紙幣(千円、2千円、5千円、1万円)のうち、平等院鳳凰堂は2つにデザインされているのです。

ちなみに、平等院鳳凰堂の鳳凰像は国宝ですが、現在の平等院鳳凰堂の屋根に乗っている鳳凰像は2代目。初代の鳳凰像は境内にある「ミュージアム鳳翔館」に展示されているので、間近で見ることができるのだそうです。

『ネプリーグ2時間SP★俳優vsアスリートvsキャスター三つ巴決戦』(フジテレビ)2025年7月21日放送より