ドラマや映画で共演し、プライベートでも仲の良い、磯村勇斗さんと鈴木伸之さん。

そんな2人が、2月24日に行われた、映画「THE BATMANーザ・バットマンー」のジャパンセレブレーションイベントに出席しました。

この作品は、「バットマン」シリーズで今まで描かれなかった、2年目の未完成なバットマンを描いた、狂気と感情が爆発する謎解きサスペンスアクション。

バットマン好きを公言している2人が今作への思いを語りました。

左から)鈴木伸之、磯村勇斗

ネタバレしてしまいそうな鈴木伸之に磯村勇斗がひと言「不安だよ」

今作を一足先に鑑賞したという磯村さんは、「また新しいバットマンが誕生したという印象を受け、バットマンの若く未熟で葛藤している姿が見れました。心が揺らいでいるバットマンを見て、その姿に自分も感情移入していって、寄り添いたくなる。今回の作品は、バットマンがより近くに感じました」と感想を。

鈴木さんは、「とにかくスケールの大きさにびっくりしました。映像の静と動の対比がはっきりしていました。静の部分では、謎解きや難問を丁寧に解いていく世界観に引き込まれました。動のアクションシーンは、スクリーンからいろいろなものが飛んでくるんじゃないかと、臨場感がすごかったです」と説明。

見どころを聞かれると、磯村さんは、「バットマンは、これまでに何作もありますが、バットマンを知らない人でも、今作を見たら、バットマンの魅力を知ることが出来ると思います。日本ではジョーカー(バットマンシリーズに出てくる敵キャラ)がすごく人気があって。ジョーカーを知っているなら、今回の作品もハマるんじゃないかなと思います」とおすすめ。

鈴木さんは、「僕の性格的に『誰にどうやってこの映画を見てもらおうか…』と思ったら、物語のあらすじから結末まで言ってしまいそうで…。そこをいかに押し殺しながら、バットマンの魅力を伝えていくかは、身の回りの人から始めていきたいと思っています」とニッコリ。

また、「老若男女問わない作品なので、ぜひ見てもらいたいんですが、結末を言ってしまわないか心配…」と話すと、磯村さんは「だとしたら不安だよ!」とツッコミ。

鈴木さんは、「さっきも、取材中に『映画の感想』を聞かれて、ちょっと言いかけちゃったもん…。僕らは、映画を見る前に、一筆サインを書きまして、『本編に関しての内容は世界的にまだ発表していないので、控えてください』って」と明かし、会場の観客の笑いを誘いました。

また、イベントには、磯村さんと鈴木さんのほかに、今作のバットマンを演じたロバート・パティンソンさんと、キャットウーマン役を演じたゾーイ・クラヴィッツさんがロンドンから中継で参加しました。

ロンドンから中継でスクリーンに登場したロバート・パティンソンとゾーイ・クラヴィッツ

磯村&鈴木が主演2人をバーチャルでおもてなし

ロバートさんは、「日本の皆さんこんにちは。(バーチャルスクリーンでの登場は)未来にいるかのような気がしています」とあいさつ。

ゾーイさんは、「来日が叶わず残念です。日本は、世界の中でも最も好きな場所の一つです。皆さんとお話が出来てうれしく思っています」と笑顔でコメントしました。

そんな2人に対して、磯村さんは「不思議な感覚なんですけど、鳥肌が今立っています。直接ではないですけど、間接的にお会いできて、嬉しく思います。短い時間ですがよろしくお願いします」と答え、鈴木も「本当にお会いしたかった気持ちでいっぱいですが、僕自身も今日は楽しませていただければ」と語りました。

磯村さんが、「ロバートさんに聞きたいのですが、バットマンが上裸になった姿が印象的で、ボディメイクは意識して作りましたか?」と質問すると、ロバートさんは、「今回の主人公は、ストリートファイトをしていたり、不眠で寝てないでしょうし、しっかりと食べてもいなそうなので、筋肉はつけるけど、体重は増やさないといった、変わったワークアウトをジムで頑張りました」と明かしました。

磯村さんは、「その言葉がまさに体に出ていたと思います。不健康そうとか、表情にも出ていました、役に向けての体作りを日常生活から変えていくというのは、プロだなと思い、感銘を受けました」と納得した様子。

鈴木さんは、「アクションシーンが見どころの一つだと思うのですが、ここが一番大変だったと思うアクションシーンはどちらになりますか?」と質問。

ロバートさんは、「今回はどのアクションシーンもユニークな挑戦で、本作で初期に撮影したプラットホームでシーンは、バットマンのスーツにも慣れていなくて、殺陣(たて)も難しく、雨も降らせていたんです」と回想。

続けて、「まさかスーツが水を吸って、あそこまで重くなるとは思ってもいなかったですし、室内での撮影でとても暑く、水を吸ったスーツはプラス25キロくらいの重さになりました。バットマンとして俊敏に動きたかったのですが、うまく動きづらかったです。キャリアの中で最も大変な撮影の1つでした」と振り返りました。

鈴木さんは、「なかなか聞けないことが聞けて、ファンとして嬉しいです」とニッコリ。

また、イベントでは、磯村さんと鈴木さんが、2人に対して、「日本に来たら、是非ここに行ってほしい」と、日本のオススメの場所をプレゼンし、バーチャルでおもてなしをする場面も。

鈴木伸之が、どうしても連れていきたい恵比寿のお寿司屋さん

磯村さんが紹介したのは、「新宿歌舞伎町」。その理由を、「僕の勝手な意見ですけど、歌舞伎町はもしかしたらゴッサムシティ(バットマンの舞台となる街)に近いんじゃないかと。歌舞伎町でも悪いことが起きるので、ぜひ、バットマンに守ってもらいたい、偵察してもらいたいです」とコメント。

ロバートさんは「いつでもバットシグナルを点けてもらえれば、駆けつけます!」と笑顔で答えました。

背景のスクリーンには磯村勇斗が連れて行きたい新宿歌舞伎町の背景が

鈴木さんが2人を連れていきたい場所については、「日本と言えばお魚。なので、おいしいお寿司を食べに一緒に行きたいと思うのです」とお誘い。

ゾーイさんが「どこに連れて行ってくれるの?」と尋ねると、鈴木さんは、「ピンポイントで言うと、恵比寿あたりにいい所があります。ちょうどこの歌舞伎町から車で15分くらいですね」と興奮気味に語ると、磯村さんは、「具体的だな(笑)。(そこまで言わなくて)大丈夫だよ」と笑顔でツッコミました。

作品概要

優しくもミステリアスな青年ブルース。両親殺害の復讐を誓い、悪と敵対する存在“バットマン”になって2年が過ぎた。

ある日、権力者が標的になった連続殺人事件が発生。その犯人を名乗るのは、史上最狂の知能犯リドラー。

彼は犯行の際、必ず“なぞなぞ”を残し、警察や世界一優秀な探偵のブルースを挑発する。最後のメッセージは「次の犠牲者はバットマン」。

彼はいったい何のために犯行を繰り返すのか?そして、暴かれる、政府の陰謀とブルースにまつわる過去の悪事や父親の罪…。

すべてを奪おうとするリドラーを前に、ついに彼の両親が凶器に変貌していく。リドラーが犯行を繰り返す目的とはいったい?

映画「THE BATMANーザ・バットマンー」は3月11日(金)より、全国公開。

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配給:ワーナー・ブラザース映画