渋谷区公認の配信プラットフォーム「バーチャル渋谷」がオープンした。5月19日(火)に行われたオープニングイベント「#渋谷攻殻NIGHT by au 5G」では、アニメ作品『攻殻機動隊 SAC_2045』(Netflix)を含む「攻殻機動隊」シリーズのファンとして知られる、DJ LOVE(SEKAI NO OWARI)、バーチャルライバーのアンジュ・カトリーナ、若槻千夏、宇川直宏がアバター姿で出演。 「攻殻機動隊」の魅力を語ったり、仮想世界の街ぶらしたりと「バーチャル渋谷」の世界を楽しんだ。
「企画から完成までに2ヵ月」驚異のスピードで実現
フジテレビュー!!編集部では、オープニングイベント終了後、「渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト」PR事務局に取材。
オープニングイベントでお披露目されたバーチャルイベント空間については、「前身である『渋谷エンタメテック推進プロジェクト』立ち上げ当初から構想はありましたが、コロナ禍の影響を受けて実現に向け急ピッチに準備を進め、企画から完成までに2ヵ月ほどで実現することができました。制作費用は…非公開です」とのこと。
どのようにして渋谷の風景を再現したのか尋ねると、「実際の渋谷の写真などをもとにしながらも、バーチャルイベント空間として使いやすいよう、3Dモデルを設計・構築しております」という回答だった。
インターネット上では、本イベントに参加したとみられるユーザーたちが「バーチャル渋谷」のキャプチャー画像を多数投稿。「渋谷の再現度高くてびっくり」「すごく楽しかった!」「すご過ぎる」「エモい」「マジかっこいい!」などと驚きや興奮の声が多く見られ、実際の渋谷がハイレベルに再現された仮想世界「バーチャル渋谷」は好評のうちにスタートを切った。
<5月19日(火)のオープニングイベント「#渋谷攻殻NIGHT by au 5G」の動画はこちら!>
編集部員が体験したレポートはこちら!
また、オープニングイベントを体験した若槻千夏がコメントを寄せた。
<若槻千夏 コメント>
――アバターを操作した感想を教えてください。
最初はすごく難しいかなと思ったんですけど、慣れてきたら自分の動き通りにアバターも動いてくれて、すごく楽しくて不思議な感覚でした。今日私はMCを担当したんですけど、台本を持ちながら「拍手」とか「いいね!」などのリアクションをする操作を繰り出すのが難しかったので、もっと頑張るところだなと思いました。今回、アバターを操作するのは初めてでしたが、勉強になりました。
――現実でのイベントと「バーチャル渋谷」の違いはありましたか?
現実と違ってよかったのは、“緊張しない”、という(笑)。全員初対面でしたし、また宇川さんは年上なので、実際にお会いすると緊張してしまうと思うのですが、アバターなので、初対面の方々とはやりやすかったですね。同じくアバター化したお客さんとのコミュニケーションもそうですが、アバターだからこそできることがいっぱいあったなと思いますね。途中、電波不良の影響でアンジュさんやDJ LOVEさんのアバターがハックされたり…とかはありましたが、それも5G時代になったら解決されるのかなと思いますね。
――「バーチャル渋谷」は今後も続きますが、最後に皆さんへコメントをお願いします。
「バーチャル」に入ってみて、すごくリアルな渋谷が描かれていて。今回再現されていたのは渋谷スクランブル交差点からSHIBUYA109の手前まで程度のエリアでしたが、いつか、渋谷区全てのバーチャルエリアに入れる日が来るんじゃないかと思って。すごく素敵な、もっともっといい空間ができるのではないかとワクワクしましたね。私自身も渋谷区で色々とお仕事をさせてもらっているので、ママとしてもタレントとしても、「バーチャル渋谷」に良いアイデアが提供できたらなと思いました!
<今後の「バーチャル渋谷」の楽しみ方>
「攻殻機動隊」の世界観を表現した「バーチャル渋谷」は、5月31日(日)まで体験することができる。
5月31日までのバーチャル渋谷への入口
https://cluster.mu/e/bee95acc-5c7f-4ebb-b08a-606348747487
※6月1日以降のバーチャル渋谷に関しては下記を参照
https://shibuya5g.org/article/virtual-shibuya/
<渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト 概要>
「渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト」は、KDDI株式会社、一般社団法人渋谷未来デザイン、一般財団法人渋谷区観光協会を中心とする参画企業50社で組成したプロジェクト。 渋谷に携わるさまざまなカルチャーや、渋谷とともに生きる人々と次世代の渋谷を創造していく。