増子:お三方とお芝居することに最初は緊張しちゃいましたが、撮影に入ってからは笑顔の多い現場でホッとしています。
今まで出演した作品は共演者の方と仲良くなったころに撮影が終わってしまうことが多かったんですけど、今回は僕にとって一番長い期間、出演することになる作品なので、皆さんと仲良くなれたらいいなと思っています。
志田未来 アドリブ連発で「セリフを忘れちゃうんじゃ!?」
――それぞれ演じる役柄をどのように捉えていますか?
本田:南は看護師なので、人を助けたい、守ろうという気持ちが根本にあります。そういう優しさを持ちつつ、大好きな北くんを自分のものにしようとする、狩人のような女性です(笑)。
志田:東子は生真面目で計画性があって、ルームシェアのメンバーの中でリーダー的存在だと自分では思っています。いつか自分の店をもつという夢のために一生懸命努力していたり、家族について悩んだり。たまに爆発することもありますが、魅力的な女性です。

岩瀬:北くんは、人に影響されずに常に自分の空間で生きている人ですね。すべてに対して前のめりに関わろうという意識を持っていて、僕自身にはなかなかできないことですが、そこが北くんの魅力だと思います。
増子:西野はかつて女性に裏切られたトラウマがありましたが、北くんと出会い、彼の優しさに癒されます。3人で北くんをシェアしながら、南さんや東子さんと生活する中で女性に対してどんなふうに気持ちが変化していくのかが見どころかなと思います。
――撮影の手ごたえや印象を聞かせてください。
本田:南は声が大きくて明るく元気で、北くんを奪われたくないという気持ちがとても強いので、演じることにかなりパワーを使うんです。だから、省エネのために日常生活での話し声が小さくなってきました(笑)。
志田:4人のやりとりは、セリフとセリフの間にツッコミを入れるなど、アドリブが結構多いんです。アドリブが入ることで肝心のセリフを忘れちゃうんじゃないかという不安もありますが(笑)、今までにやったことのない感覚で、楽しくやらせていただいています。

岩瀬:北くんは誰にも影響を受けない自分だけの空気感を持っています。南ちゃん、東子ちゃん、西野くんのかけ合いはテンポが速くて熱量も高いので、そちらに寄っていきそうになるのを抑えるのがすごく難しいです。
あと、北くん独特の甘くてゆったりとした雰囲気のセリフを僕自身が言い慣れていないので、過剰になり過ぎないナチュラルな可愛らしさを表現する難しさを感じつつ、そんなお芝居にチャレンジできることが楽しいです。
本田:いろんな人に抱きつかれたりするしね(笑)。
岩瀬:それは気分がいいです(笑)。