<東山奈央 コメント>
――作品や、東山さん演じるキャラクターについて教えてください。
妖怪と人間とのあいだに生まれる愛情、友情、そしてすれ違い…。一つひとつにドラマがあり、見ている人々に何かメッセージを残してくれるところが魅力です。おとぎ話のようなファンタジー要素にも惹(ひ)きこまれますね。
桃夭は妖怪のお医者さんですが、突き放すような物言いをしてみせたり、ちょっと荒っぽいところもあったりして、ユニークな主人公像となっているところに目が離せません。だからこそ、根っこのやさしさが見える瞬間に胸がじんとします。
――第2期前半で、印象的だったことはありますか?
第2期は、波乱の幕開けでした。 これまでは“妖怪”と“人間”のハートウォーミングな関係性が描かれることが多かったのですが、第2期の第1話では“人間”と“人間”とのあいだに生まれた愛憎が“妖怪”を生み出してしまいました。とても衝撃的でした。
『百妖譜』のキャラクターは、誰もが大切な誰かを思い、命がけで生きています。アフレコ現場でも、そんな思いに応えるような熱の入ったお芝居の数々に私自身も心が震えました」。
――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
ここからは最後まで、とあるひとつの病を治療していく物語が続いていきます。 それぞれのキャラクターの、それぞれの思いが明かされるとき、すべてがつながることで大きな感動を感じていただけると思います。
一見、関係ないと思えることも、すべてがつながっています。ぜひ、最後までご覧いただけたら幸いです。