ニューヨーク・嶋佐和也が、相方と不仲だった時期を振り返る。

今回の『ボクらの時代』(1月9日放送/フジテレビ)は、鈴木もぐら(空気階段)、嶋佐和也(ニューヨーク)、坂井良多(鬼越トマホーク)という、高円寺を愛してやまない芸人3人が登場する。

高円寺に住んだ理由は「一番安かったから」

高円寺に集合した3人は、「新年、あけましておめでとうございます」と乾杯をして鼎談がスタート。

嶋佐:“高円寺芸人”とか最近言ってもらえるけど、みんななんで高円寺に来たの?

鈴木:一番安かったからです。

坂井:もぐら、最初1万7000円の家に住んでたからね。

鈴木:1万7000円です。水道費込み。

嶋佐:東京で一番安かったんじゃない?

鈴木:安かったと思います。

嶋佐:1万7000円はないよ。

鈴木:四畳半で。

坂井:最初は、大家さん良い人だったんだ。

鈴木:今も良い人ですよ。俺が、その…怒られただけで。

鈴木は、家賃を滞納してしまい大家さんから言われた言葉や、電気が止められた真っ暗な部屋ならではの過ごし方などを、エピソードを交えながら面白おかしく振り返る。

頑固な父親に隠れてバラエティ番組を見ていた日々

3人は、それぞれが「芸人になったきっかけ」についても語っていく。

嶋佐:良ちゃんは、なんで芸人になったの?

坂井:いや、なんでだったんだろうな。

鈴木:坂井さん、だって高校卒業して…なんもしてなかったですよね。

坂井:なんもしてない、23まで。

嶋佐:そうだよね。

鈴木:元々ご実家が…。

坂井:そう。元々、ひいじいさんが温泉を掘り当てて、長野で温泉をやってたの。温泉の銭湯というか、旅館とかも。それを継ぐもんだと思ってたんだけど、一族が仲が悪くてね。「犬神家の一族」のスケール小さい版みたいな。

鈴木:(笑)。

嶋佐:それはでも、本当に正味な話ね。

坂井:そうそう。仲が悪くて。おやじとも仲悪いんだけど、なんかずっとあんまり好きなテレビ見せてもらえなかったというか…。

嶋佐:由緒正しいから、意外とそうだったんだよね、良ちゃんは。

坂井:そう。だから、おやじは志村けんさんのお笑いが一番というか、それ以外の後輩たちは認めないというか…。

坂井は、「新しいものが入ってくると否定したい」タイプの昔気質の頑固な父親の下で、バラエティ番組をこっそり見ていたという子ども時代や、そこから芸人の道を目指した理由を語っていく。

嶋佐、相方の屋敷と「口きかなかった。会うのもイヤすぎて…」

また、坂井が鬼越トマホークを「今の吉本で一番コンビ仲が良い」と自負する中、その流れで嶋佐は「2人で飯行ったのって…」と相方・屋敷裕政との仲を語っていく。

坂井:嫌いなの?屋敷のことは。

嶋佐:まぁ、今は全然。

坂井:昔は嫌いだった?

嶋佐:一時期、嫌いでしょうがなかったけど。

鈴木:え!?

坂井:カズはすごかったよ、だって…。

嶋佐:そういう時期あったね、やっぱ。

坂井:常に屋敷に怒ってたよね。

嶋佐は「口きかなかった。会うのもイヤすぎて…」と、険悪だった時期を振り返り、現在のコンビ仲に言及していく。

さらに、2021年の「キングオブコント」で優勝した鈴木が「クズ芸人を卒業したい」と語るほか、「賞レースで優勝すること」の影響、現在のお笑い界に感じること、鈴木が家族や子どもを持って変わったことなど、昔からお互いを知るメンバーならではの話題を展開する。