ハイチュウが平べったくなったり、丸くなったり…一体どんな姿に変わるのでしょうか。
ハイチュウが“芸術作品”に!?
しずく形のハイチュウに、丸く平べったくしたものを、伸ばしながら巻き付けるように重ねていきます。
なにが出来上がるのか、もう分かった人もいるかもしれません…
正解は…なんと「バラ」!しずく形のハイチュウは“つぼみ”、平べったくしたハイチュウは“花びら”として使うために作られていました。本物のようにふんわりと花びらが開いており、投稿者の技術に驚きます。
一体、誰がこの繊細なハイチュウの"バラ"を作り上げたのかというと…
フリーランスのパティシエ・長谷川健太さん。自身のブランド立ち上げやカフェの監修、製菓学校の教師など幅広く活動しています。
実は、砂糖でさまざまな形を作り上げる「シュガークラフト」の大会に出場しており、2017年には日本1位の称号に輝いたことも。8年間ずっと砂糖を使った作品を作り続けているそうです。
では、なぜ今回のバラは「砂糖」ではなく「ハイチュウ」で製作したのか聞いてみると、「自分の作品を見て『きれい』など嬉しいお言葉を頂けていましたが、『自分には出来なそう...』『凄すぎて雲の上の存在』のようなコメントを見て、少しでも身近に感じてもらいたい、皆もできるんだよと、パティシエになったらこんなこともできるんだみたいな、楽しさを共有したくて、ハイチュウという身近なものを題材にしました!」と明かしていました。
ちなみに、バラの葉っぱ部分は青リンゴ味のハイチュウを使ったそうで、こだわりポイントは「丸めて伸ばしたときのマーブル色の花びらの使う個所をこだわったり、花びら1枚一枚に本物のような花びらのしわを付けたこと」だそうです。
ハイチュウのバラを投稿した数日後、長谷川さんは茶色のバラの写真を公開。今度は「ミルクキャラメル」を使ったそうで、「皆様からの嬉しいお言葉頂けすぎて、ちと頑張っちまった」とつづりました。今後は、お菓子の城みたいなものを作りたいと話しています。
今回の投稿に対し、SNSからは「本物と見分けがつかなくなりそう!」「ハイチュウって芸術になるんだ!」「繊細で本物のようで、ほんと凄い!」「こんなに美しいハイチュウは見たことがない!」など驚きの声が寄せられました。
長谷川さんによると、バラの作品は慣れると15分ほどで1輪できるそうなので、ぜひみなさんも挑戦してみてはいかがでしょうか。