<岡田惠和(脚本家)コメント>
「瞬」(1992)、「ガード下の出来事」(1993)脚本
35周年おめでとうございます。私は、たくさんは参加できませんでしたが、ともに同じ時代を生きた思いがあります。一時間三話のオムニバスなので、監督たちが一秒の尺を本気で奪いあっていたのを横目で見てなんだか笑っていました。
少しでも尺がほしいから「前回一秒貸したから、今回は返してもらう」とか本気で言いあっていて。私が書かせてもらったのは「ガード下の出来事」というタイトルで、話のオチが聞けない謎の男の話でした。
「ハイヌーン」という玉置浩二さん出演作がとにかく衝撃的に面白くて、それを撮った演出の坂本太郎さんと組めて緊張したし、幸せでした。しかも菅原文太さんが主演、上野顕太郎さんの原作。すごいです。今でも好きな、いい思い出です。
これからも、いつまでもドラマが続きますように祈っております。世界はいつだって奇妙ですから。