11月19日(金)、ミュージカル「ハウ・トゥー・サクシード」のフォトコールと取材会が行われ、主演の増田貴久、唯月ふうか、松下優也、雛形あきこ、黒須洋嗣、林愛夏、ブラザートム、春野寿美礼、石川禅、演出・振付のクリス・ベイリー氏が登場した。
本作は1961年の初演以降、1417回のロングランヒットを記録している傑作ミュージカル。日本では2020年に増田主演で上演され、今回は再演となる。ビルの窓ふき清掃員から大企業の幹部へ…と出世を目指して走る若者の物語だ。
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増田貴久、稽古に熱心すぎて…
初日を控えた今の心境について、増田は「今回はクリスとベス(振付補のエリザベス・クランドール)が直接指導してくれて毎日刺激的でした。初日まで長かったようで、すぐでした」とコメント。
松下は「久しぶりに稽古に入ったらすぐにセリフを思い出して、体に染み込んでいるんだなと思いました」、ブラザートムは「僕も青春の頃ブロードウェイに憧れていました。ブロードウェイから来た方と一緒にできてすごく幸せです」と話した。
クリス氏の指導について、増田は「明確にしっかりと導いてくれて、僕たちが(普段)日本語でやっているお芝居についても『まっすーはどういう思いでセリフを言ったの?』と聞いてくれたり、『こういうアプローチを加えてみたら?』と言ってくださることが何度かあって。言葉の壁はなく気持ちで通じ合って、すべてを見て演出してくれた」と、全幅の信頼を置いているそう。
本作は、ダイナミックなダンスシーンも見どころのひとつ。ダンスの稽古について聞かれると、増田は「みんなフラフラです」と苦笑い。「クリスとベスから『ここは伸ばして、ここは手を払って』と、すみずみまで振り付けを覚え直しました」と振り返った。
そのダンスシーンに出番がなかった松下は、「(稽古を)見ていた自分も一緒に疲れました」とつぶやき、増田から「なんでだよ!」とツッコミが。松下と同じく、ダンスの稽古に参加していなかった雛形は「でも、すごく応援していました。気持ちはひとつだった!」とフォローし、笑いを誘う。
本作は、2011年にダニエル・ラドクリフ主演でも上演されている。クリス氏は、主演の増田について「ダニエル・ラドクリフさんと同じように素敵な方です。一生懸命、稽古を積んでいますし、座長としてもユーモアセンスたっぷりでみんなを引っ張っています。ダニエルとまったく同じです」とコメント。
続けて「あまりにも一生懸命なので、無理やりオフ日を作って休んでもらった」と明かした。
増田は「クリスが前日に稽古をバラして(休みにして)くれて、唯一休めた日がありました。僕には直接言わなかったけど、『まっすーを休ませる』と。家でじっとして、あと美容院に行きました」と笑顔で語った。
最新情報は、ミュージカル「 ハウ・トゥー・サクシード 」公式サイトまで。