GENERATIONS from EXILE TRIBEのメンバーがそれぞれ参加したオムニバス映画「昨日より赤く明日より青く-CINEMA FIGHTERS project-」のプレミア上映会が行われ、それぞれの主題歌を担当したKAZUKI(DOBERMAN INFINITY)、伶、DEEP SQUAD、iScreamと共に登壇した。
本作は、詩と音楽、映像を融合するプロジェクトの第4弾。作詞家の小竹正人の世界観を映像化し、主演、キャストにLDHのアーティストが参加。EXILE HIROがエグゼクティブプロデューサー、SSFF&ASIA代表、別所哲也の企画・プロデュースで、6本のショートフィルムを制作した。
「BLUE BIRD」にで主演を務めた佐野玲於。青く染めた髪とパンクファッションが特徴的なケンジを演じた佐野は、「パンクって見てくれのジャンルや音楽の歴史と言うよりかは、若者の主張に趣があるのかなと思いました。その思いを通した兄弟愛や、一番近くにいたものを失ってしまう様を、SABU監督の演出で演じました。狂気とユーモラスの混合したものを演じていて面白かったです。撮影はオール外ロケで、本当に寒くて死ぬかと思いました(笑)」と語った。
「言えない二人」に出演した白濱亜嵐は、「GENERATIONSの7人がそれぞれが出演した作品で舞台挨拶をするというのは、うれしいですね。今回の撮影はコロナの影響もあり、2回に分けて、それぞれ撮影をしていたんです。他のメンバーの作品のプロットも読ませていただいていて、どういう芝居で、どういう引き出しを出してくるのかすごく楽しみでした。『そんな演技が出来るんだ!?』という発見があって、(中務)裕太くんが衝撃的過ぎて。料理人のはまり役具合がすごくて。今後また別の役を見てみたいと思いました」と明かした。
親友の彼女に恋をする役どころについて、「今までは、派手な役柄をやることが多くて、この作品のプロットを読んだときに、1人の役者として自分の違う一面を見たいと、勢いだけのお芝居ではないものにチャレンジしたかった。また、それをたくさんの人に見てもらいたいと思っていたので、いいきっかけになりました」とコメント。
「水のない海」に出演した小森隼は、「今回の役は、普段の自分とは対照的と思って見ていただければと思います。久保茂昭監督は、GENERATIONSがデビューする前から作品を撮っていただいている監督なんです。出会ってから10年以上経つのですが、この作品の打ち合わせで、『今までの隼が出したことのない表情を撮りたいんだ』と言ってくれて、『隼が思う表現と真逆の表現をしてほしい』と言われたんです」
続けて、「普段だったら、女の子と話すときは、おどける部分も言葉数を減らして、ちょっと、ぶっきらぼうにしたりしました。明確な指示があったので、役作りでは苦労することなく、ナチュラルにやれました」と振り返った。
「怪談 満月蛤坂」で老舗料亭「松月楼」の若手料理人を演じた中務裕太は、「事前に料理指導もしていただいたり、撮影現場の料亭の料理長が教えてくれました。そこから料理にハマってしまいまして、お父さんとお爺ちゃんが料理人だったので、その血が騒いだというか。その感覚で、料理のシーンを演じました」とコメント。
また、怪談がテーマの作品ということで、作中で中務が妊娠するという演出があるそうで「台本を読んで、『僕が妊娠するので合っていますか?』と何回も聞きました。いざ、現場で妊娠用のスーツを身に着けると、シーンの後半に行くにしたがって、お腹が大きくなっていって、5キロくらいあるものをつけての撮影だったので、大変でした。濡れ場もやらせていただいて…。そこも何回も確認して、『台本に体を重ねるって書いてありますけど、本当に僕で合っていますか?』って(笑)。『本当に僕でいいんですか?』と。それが、撮影の一番最後のシーンで、緊張しました」としみじみ。
「COYOTE」に出演した片寄涼太は、「コロナ禍での時間を残せた作品です。最後のシーンは台本がなくて、『憤ってください』と監督に言われて、やったんです。自己中心的で、あまりいい男と言えない主人公を演じましたが、少しでも表現できていたらいいかなと思います」と思いを明かした。
「真夜中のひとりたち」で、愛しい人を失った男を演じた関口メンディーは、「普段演じさせていただいているキャラクターが、コミカルなものが多かったのですが、笑いを狙わないで、普通の人をやってくださいと言われて(笑)。撮影中は新城毅彦監督に何も言われずに終わってしまったので、『これでいいのか?』と感じていたのですが、後々に褒めてもらえたので『普通でいいんだ…』と感じました」と話し、会場を笑わせた。
「つらいことから立ち直るコツ」を聞かれた関口は、「笑うことですね。笑うしかないことってあると思うんです。僕は『楽しいから笑うんじゃなくて、笑うから楽しい』という言葉が好きなのですが、楽しいは作れる。普段から悩むことはあるんですけど『まぁいいか!』と笑顔になることを心掛けています」と笑顔で答えた。
関口主演の「真夜中のひとりたち」の脚本にインスパイアされた楽曲「笑うしかないトラジディー」を歌っている数原龍友は、「(関口が)最初指輪を投げようとするシーンがあるんですけど、関口は野球部出身なので、あそこの球種はストレートなのか変化球なのか…と気になって…」と質問すると、関口は「真っすぐストレートです」と答えた。
オムニバス映画「昨日より赤く明日より青く-CINEMA FIGHTERS project-」は、11月26日(金)より、全国公開。
©2021 CINEMA FIGHTERS project
配給:LDH PICTURES
最新情報は、オムニバス映画「昨日より赤く明日より青く-CINEMA FIGHTERS project-」の公式サイトまで。