城島茂が次世代へ承継したいことを熱くメッセージした!
BSフジで月に一度、放送されている『社長・城島茂と学ぶ事業承継~その企業の熱意と決意』は、現代の日本において深刻な問題となっている中小企業の後継者不足と、その課題解決に向けた支援を行っている中小企業庁、事業承継・引継ぎ支援センターの取り組みを紹介する番組だ。
そこで、フジテレビュー‼は、11月14日(日)14時から放送される第2回の収録を終えたばかりの番組ナビゲーター・城島茂にインタビュー。株式会社TOKIOの企業理念や、今後の生き方を尋ねた。
“城島社長”と事業承継を学ぶ!話題の番組に密着「スーツとネクタイで社長のスイッチが入る」
社長業とタレント業において、違うアンテナを立てることを意識するように
――番組を通して多くの経営者と会う機会も増えたかと思いますが、城島さんが社長として心がけていることは何ですか?
ちょっとした出会いや人との会話において、相手の言葉を素直に聞く姿勢、そして、大事な発言を聞き逃さないように、アンテナを立てることを意識しています。人との出会いを大事にしたいという思いは、より一層強くなりました。
そして、これまでだったらスルーしていたような案件も、「それはどういうことなんですか?」と積極的に尋ねていく。タレント業とは、アンテナの立て方が違うっていうのかな。新聞を見ても、企業の記事が気になるようになりましたし、物事の見方が変わってきましたね。
――第2回のテーマは「M&A」でしたが、城島さんがマッチングしてみたい企業や、興味をもっている分野はありますか?
現在、コンピュータのクラウド内で待ち合わせをしたり、リモートで打ち合わせをしたりなど、世の中がどんどん変わってきていますよね。コロナの出現でそうせざるを得なかったという流れもあると思いますが、方法が多様化していく中でアナログの部分と次世代のマッチング…コネクトっていうんですかね。そこは大事にしたほうがいいのかなと思います。
これはタレントとしてなのか、会社の社長としての立場なのかわかりませんが、自分たちが大自然の中で師匠たちからいろいろな術を教わってきたものですから、人として次世代に何か残せるような人間になりたいという個人的な思いがあるので、両方のラインでアプローチできたらと考えています。
具体的にどう進めていくかは追々ですが、それが今の理想です。上の世代から託されることで僕たちも成長してきたので、それを繰り返すことが人としての責任なのかなと。
髪が白くなろうが、腰が曲がろうが“生涯現役”を宣言
――城島さんのまわりでも多くの後輩の皆さんが活躍していますが、次世代に託したいことや承継したいことはありますか?
僕自身もまだまだ勉強中の身なので、人に何かを教えるのは先の話だと思うのですが、「これが好きなんだ」でも、「これをやっている自分が好きなんだ」でも、何かひとつ夢中になれるものをもつことが大事だと伝えたいです。
僕自身が経験したことなのか、野菜作りなのか、何でもいいんですけど、テレビを見てくださる方や後輩たちが、夢中になれるものを見つけるきっかけになれば、そんな幸せなことはないですね。
――ちなみに、今、夢中になっていることは何でしょう?
もともとインドア派なので、自宅での時間をどう過ごすかということに夢中になっています。そして、起業したことで今までとは違う新たなジャンルの仕事をいただく機会も増えたので、そこにも夢中になっていますね。そのたびに「いやぁ、おもしろいな。こんな世界があるんだ」と刺激を受け、学ばせていただいています。
――番組には事業承継を行った企業の経営者がゲストとして出演していますが、今後、会ってみたい経営者の方はいますか?
いろいろな方とお会いしましたが、「伝説の」や「魅惑の」、「唯一無二」などキャッチフレーズのついている方とお会いして、ディスカッションできたらおもしろそうですね。
――番組タイトルにちなんで、株式会社TOKIOの「熱意と決意」について聞かせてください。
「肩ひじ張らずにやっていこう、楽しんでいこう」という理念のもと、僕、国分太一、松岡昌宏の3人で話したことが起業のきっかけとなりましたが、決意としては「頑張り過ぎない」。そして、「楽しそうだね、あの会社」と言われるような会社づくりをすることです。セカンドライフじゃないですけど、TOKIOにとってのセカンドステージ、好きなことをしながら楽しんでいこうというスタンスです。
――事業拡大については考えていますか?
これはもともと太一が言っていたことなのですが、僕たちは匠の技を持った職人さんたちから多くのことを教わり、中には“6人目のTOKIO”と呼ばれる方との出会いもあったので、今後、協業してくださる方々が増えることが“TOKIOイズム”ではないのかなと。僕たちならではのモノ作りの輪が広がっていけばいいですね。
アラフィフの僕たちが新しいことを始めようとなったとき、「青春だなぁ」と実感
――11月17日には51歳の誕生日を迎えますが、今後の生き方についての考えを聞かせてください。
「人生100年時代」と一般的にいわれるようになり、50歳が折り返し地点といわれますが、僕はまだ折り返すつもりはないんです。だって、ここで折り返してしまったら、100歳までしか生きられないじゃないですか。もしかしたら、200歳ぐらいまで生きるかもしれませんし、同じルートを戻りたくはないので、どんどん前に突き進んでいけたらと思っています。
もし、倒れるときが来るならば、前を向いて倒れたいですね。ときには休憩することだってあるでしょうけど、前を向いて走っていくことが理想です。
――確かに、50歳を折り返し地点と決めてしまったら、残りは50年となってしまいますね。
年齢は関係ないですよ。アラフィフになった3人が何かを始めようとなったときに「青春だなぁ」と感じましたもん。そんな話を同世代の友人たちにしたら身を乗り出して、「会社やるの!?おもしろいね」と、ほとんどの人が賛同してくれた。僕らはいつまでもそんな思いを忘れずに生きていきたいです。
――生涯現役ですね。
髪が真っ白になろうが、腰が曲がろうが、年齢を理由にはできません。これからの株式会社TOKIO、城島茂を見ていてください。
最新情報は、『社長・城島茂と学ぶ事業承継~その企業の熱意と決意~』公式サイトまで。