テレビアニメ『鬼滅の刃』は「全部見てほしい」
――小西さんが思う『鬼滅の刃』の魅力を教えてください。
僕が個人的に好きなのは、主人公の炭治郎くんとか周りのみんなが、どんなことがあっても諦めずに前を向いて進み続けているところです。どんなに絶望的な状況になったとしても、いわばクモの糸を掴むじゃないですけど、その細くて見えないものを掴んで、それを絶対に離さないで前に前に進んでいくっていうところが、一番好きで面白いなと思っています。
キャラクターが魅力的なので、それを見るだけでも面白くて、キャラクターの心情がものすごく丁寧に描かれているので、そこを追っかけていくと感動したり、心を打たれたりして泣いちゃうことも結構あります。
――ちなみに、好きなシーンはどこですか?
ええっ!いっぱいありすぎて難しいですね。全部見てほしいし、全部に感動してもらいたいですね。あえて近々で言うと、「無限列車編」の一番最後に伊之助が泣くところで、すげぇ感動しました。伊之助は明るいキャラクターなので、まさか伊之助に泣かされるとは思いませんでした。
――“鬼滅”にかけて、小西さんの退治したい“自分の中の鬼”といえば?
人間が苦手なところと、片付けが苦手なところ。人間が苦手…は、カメラが回っていれば平気なんですよ、頑張れるので。なので、片付けが下手な“片付けヘタ鬼”を、何とかしたいです。
例えば、YouTubeや番組、イベントや取材とかで「この衣装、着るかもしれない」と思うようなものって、その時に買わないと、後から手に入らなかったりするじゃないですか。
それを買っていくと(家の中が)買ったものでいっぱいになっちゃうから、いらないもの、使わないものをどんどん捨てていくっていう作業を(しなきゃいけないのに)、「また使うかもしれない」と思って、しないんですよね。
ラジオとかで「最近買った新しいものは何?」と聞かれたときのためにも、「ネタになるかもしれないな」と思って、買ったりすることが多いんですね。だからどんどん増えていく一方で。
六畳一間に住んでいて、そこからちょっと大きい部屋に住めるようになって「荷物いっぱい置けるじゃん」と思ったら、部屋中が荷物でいっぱいになるし。さらに大きいところに引っ越しても、いろんな部屋が荷物でいっぱいになるみたいな。
それの繰り返しをしているので、どうやって片付けたらいいのかなって。そこを今悩んでいるので、“片付けさせない鬼”を何とかしたいです(笑)。
撮影:今井裕治