<兵動大樹 コメント>

――「兵動大樹の今昔さんぽ」が10年目に突入しました。

僕の人生の先輩にもたくさん見ていただいていて。懐かしさを感じたり、「(思い出の地が)今はどうなってんねん」と興味を持っていただいたりしています。

若い方には「(なじみの場所が)昔は、こんなんだったんや」という感じで、幅広い年齢層の方々が楽しめるコーナーだと思います。やっぱり思い出というのは、街にたくさんある。みなさん、それぞれに刺さっているんじゃないかなあと思います。

昔の話だけじゃなく、“今どうなっているか”ということ、(今と昔で)同じ場所から写真を撮るという面白さを味わっていただきたいです。

――400回の中で、印象に残ったロケは?

地元、大阪市・塚本でのロケ(2018年10月26日放送)です。

「今通っている道路に昔は川があって、そこにグリコ橋という橋があった」という回があるんです。聞き込みのときに、(兵動さんの)親戚のおっちゃんに聞き込んだっていう…(笑)。

“ヒロカズのおっちゃん”っていうんですけど、おっちゃんが「グリコ橋やんけ」って教えてくれた回は、結構印象強いですね。「このへんで俺がしゃべれる年上は、ヒロカズのおっちゃんしかおらん」ってなって(笑)。

ありがたいことに、400回させてもらって、400の物語を体験させていただきました。1個1個、エピソードというか、思い入れができています。

――『newsランナー』の大竹一輝プロデューサーから感謝状をわたされました。

もうちょっと立派な紙はなかったんですか(笑)。でも、気持ちがうれしいです。みなさんに、支えていただきましたから。

藤本景子アナの『みんなのニュース ワンダー』で始まり、(番組が)リニューアルするタイミングで「このコーナーもリニューアル(なくなる)かな」と思っていたんですが、その後、新実(彰平)アナの『報道ランナー』にも出て、いま(吉原)功兼アナの『newsランナー』。そこまで続けさせていただいて感謝です。